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episode 137 ページ48







二階堂「…本当にレストランとかじゃなくて良かったの?行きたい場所とかあったんじゃないの?」

翔太「ちょっとー、俺の鍋が気に食わないっての?」

『翔太さんのお鍋。最後に食べられて嬉しいですよ。』

翔太「ふふー。」


このマンションで過ごす最終日。

夜ご飯は、翔太さんのお鍋だった。

最初に私が来た時とおんなじキムチ鍋になんだか懐かしさも覚えてしまう。


翔太「Aちゃん、愛されてたんだね。」


翔太さんはお兄ちゃんのパソコンが置いてあるテーブルの近くの床に置いてある、色々な物を見ながら言った。

これは、数時間前に遡る。



『どうしたんですか?急に呼び出して…。』

妹尾「実はさ、Aちゃんと仲良くしてもらった。って言う住民が多くてさ、プレゼント渡したいって。」

『え…?』



と、言うわけなのだ。

柿沼、妹尾夫妻からはデパ地下で売られている可愛い焼き菓子。シンイーさんからは今バイトしている場所の割引券を。

西村さんからは高そうなお酒と、同時にまた絵のお仕事の依頼をプレゼントされたので、それは今度受ける。

佐野さんからはずっと欲しかった額縁とキャンバス…と何故か本山幹子さんモチーフのワニのぬいぐるみを。

尾野さんからはオーガニック食品しか使われていないらしい、少し不気味な尾野さん手作りのウエハースを。

…こんなに色々と貰ってしまって申し訳ないけれど、ゲームが終わって、なんだか平和な生活が戻っていた。

それだけでなんだか嬉しくなった。


翔太「じゃあ…俺からはね…。」

『いやいやいや、お鍋で十分プレゼントですから。』


そう言って翔太さんは部屋から飛び出し、一分も経たずに何かをもってニコニコと部屋に戻ってきた。

はい!と言って差し出されたのは、


『どうしたんですか、このネックレス……。』

翔太「菜奈ちゃんがね、付けてたの。」

『いや、貰えないですよ…、これは翔太さんが、』


翔太さんは私の話も聞かず、私の背後に回って、お洒落なデザインの菜奈さんのネックレスを私に付けた。

そして付け終わると、翔太さんは私に話しかけた。


翔太「俺が付ける訳にはいかないしさ、一番大事な奥さんの物は、二番目に大事な女の子に付けてもらいたくて。

…あ!でもこれ以外はあげられない…!」


翔太さんの目は、穢れのないような綺麗な目で、以前の復讐に燃えていた翔太さんとは別人のようだった。

ネックレスと一緒くらいそれが嬉しくて、涙を必死に堪えた。

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そある(プロフ) - こんにちは。突然連絡をしてしまい、すみません!あなたの番ですの再放送をしており、この夢小説の内容が気になって、読んだ結果とても面白い、楽しいと感じました。完結おめでとうございます!作者さんにはとても感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。 (2021年7月10日 16時) (レス) id: c056380204 (このIDを非表示/違反報告)
橋本@かんな(プロフ) - 完結おめでとうございます!全話楽しく読ませていただきました。終わってしまうのが寂しいです…。作者さんには「ありがとう」でいっぱいです。お疲れ様でした! (2019年11月10日 10時) (レス) id: f44fa375d7 (このIDを非表示/違反報告)
ユーナ(プロフ) - 完結おめでとうございます!いつも陰ながら応援していました。とても読みやすく本当に面白くてキュンとして完結したのも少し寂しいです ただ本当にありがとうございました!この小説に出会えて良かったです (2019年11月10日 2時) (レス) id: cd6555e146 (このIDを非表示/違反報告)
がなと(プロフ) - 完結おめでとうございます!いつも楽しみに待っていた小説でした。本当に面白かったです! (2019年11月10日 1時) (レス) id: 9453040fcf (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 135話に誤字がありました。「同性」ではなく、「同棲」です。 (2019年11月9日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花火2016 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年9月5日 17時

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