episode 130 ページ41
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神谷「………今の俺の言葉、聞こえてました？」
『…言葉？なんですか、それ。』
神谷「………。」
『…嘘です、聞こえてました、ごめんなさい。』
起きていた、と言うよりも、神谷さんが私の腕をすっと上げて脈を確かめた辺りで目が覚めたのだ。
本当は二階堂さん、と呼ばれた辺りではい。と起きようと思ったのだが、起きたらマンションに一直線だから。
それがなんだか嫌で、私は寝ている振りを続けたのだ。
すると神谷さんが爆弾発言とやらを二回もしてきたので、起きるに起きれなくなってしまったのだ。
結果的に良かったのか悪かったのかは分からない。
私が起きていた事を知らせると、神谷さんは私に真っ赤な顔を見せないように、溜息をつきながらハンドルに突っ伏した。
『……お世辞、ですか？』
神谷「……寝てる相手にお世辞を言うとでも？」
『………言わないですね。』
神谷「……ですよね。」
私に一切顔を見せないようにしていた神谷さんとの会話の間に、空白の数秒間が何度もあって、気まずい。
だけど神谷さんの”それ”かお世辞じゃない事を知って、なんだか嬉しいような切ないような、そんな気がして。
だって、これって告白ってことでしょ？
寝てる間に告白されたんでしょ？
いや、あの、嬉しいんだけど、なぁ…と。
神谷「…答えなんていらないですからね。」
『……答えたつもりなんですけど、私なりに。』
神谷「……いつですか？」
『……さっきです。』
神谷「……帰りたくない、ってやつですか？」
『………それしかないですよ。』
神谷「……どっち、なんですか。」
神谷さんの問いに、私は答えようか迷ってしまう。
答えたらこの関係が進展するかもなんだから。
…迷っていても仕方が無い。
神谷さんと出会ってから、なんだか決断が早くなったような気がする私は、神谷さんの目をじっと見つめた。
『………付き合って、くれますか。』
神谷「……なんか、そっちの方が告白みたいですね。」
『……そう、ですね。ん？そう、そうなの、かな。』
神谷「……やり直させてください、告白。」
『………やり直してくれるんですか。』
神谷「……一応、男なんで。」
『……はい。』
神谷「……ずっと前から、二階堂さんの事が好きでした。もちろん今も好きです。付き合ってください。」
『………はい。』
手術終わりました。生きてました。
これからも更新するのでどうぞよろしくお願いします。
いぇーい。v(￣∇￣)
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そある(プロフ) - こんにちは。突然連絡をしてしまい、すみません！あなたの番ですの再放送をしており、この夢小説の内容が気になって、読んだ結果とても面白い、楽しいと感じました。完結おめでとうございます！作者さんにはとても感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。 (2021年7月10日 16時) (
レス) id: c056380204 (このIDを非表示/違反報告)
橋本@かんな(プロフ) - 完結おめでとうございます！全話楽しく読ませていただきました。終わってしまうのが寂しいです…。作者さんには「ありがとう」でいっぱいです。お疲れ様でした！ (2019年11月10日 10時) (レス) id: f44fa375d7 (このIDを非表示/違反報告)
ユーナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも陰ながら応援していました。とても読みやすく本当に面白くてキュンとして完結したのも少し寂しいです ただ本当にありがとうございました！この小説に出会えて良かったです (2019年11月10日 2時) (レス) id: cd6555e146 (このIDを非表示/違反報告)
がなと(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも楽しみに待っていた小説でした。本当に面白かったです！ (2019年11月10日 1時) (レス) id: 9453040fcf (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 135話に誤字がありました。「同性」ではなく、「同棲」です。 (2019年11月9日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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