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最初は、正直あんまり興味なかった。
って言うより、怖かった。
いずれ死んで、君の前から消える私を、君の中の「誰か」にしたくなかった。
君、って呼ばせたのもそれが理由。
私が君って呼んでたのもおんなじ。
私の中で「長谷晶」が、大事な存在、「長谷晶という人間」にするのが怖かった。
君、私が話し掛けないとずっと無言でさ
早く出て行かないかな、
どうせ君も同情して終わりだろ、って思ったり
だけど、君は違った。
君は私に人間の汚さを教えてくれた。
社会の汚さを教えてくれた。
私に同情なんてしなかった。
私が反応の聞きたさに自虐したって
そんな事ない、なんて言わなかった。
そんな君に、すぐに興味が湧いた。
話してて楽しくなってきて
もっと聞かせて、って思って
話してても楽しくなっちゃって。
君、そういう才能あるんじゃない？
話す仕事に就けばいいよ、才能あるよ。
...なんてね、冗談はさておき。
そうやって、君に話して、君の話を聴いてってやってる内にね、変になっちゃって。
君の声を聞く度に、胸の奥がギュッてなって
病気の影響かな、って思ったけど、違った。
多分だけどさ
...私、君の事好きになったんだと思う。
君は嫌がるかもしれないけど、事実だよ。
そう自覚してから、君の事好きだーって
さり気なく、好き、って事伝えたら、「頭おかしくなった？」って言われちゃったけど
それでも好きだー、晶が好きだー、って。
馬鹿みたいに思ってたら
そうだよ、あの時間だよ、
あ、一緒に言う？
せーの
急な余命宣告。
まぁ、君は言わないだろうけど。
そう、死ぬよ、って言われちゃった。
君に見せた涙は本物だよ。
恋、を知ってから、怖くなっちゃって。
だんだん自分の体が悪くなる事が
君の前から消えるって事が
それこそ涙が出るほど怖かった。
逆の意味で夜、ひとりで泣いてたり。
言っとくけど、君のせいだからね。
君のせいで、私の心の中が滅茶苦茶になった。
それを言う時にボロボロ涙が溢れてきて
そしたら君が抱き締めてくれて
お父さんより、お母さんよりも
抱き締められた事が嬉しくって
暖かい事って事が幸せで
それからなんだ。
いつもより長く君の傍にいる為に
生きよう、
生き切ってみせようって本気で思えたのは。
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さくら - イキキル、キミスイですね。 (2020年1月18日 15時) (
レス) id: 76e4ffe107 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 早速書いて頂いてありがとうございます！期待以上でした(*≧∀≦*) (2019年6月6日 22時) (レス) id: e90feb906e (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - 蓮さん» 了解しました！ありがとうございます！ (2019年6月6日 1時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - イキキル、切ないですね(;_;)作者さんの文章、めちゃめちゃ好きです！お話を１つリクエストさせて頂きたいのですが、「ヒロインが他に好きな人ができたから別れてほしいというドッキリを番組で仕掛ける」お話をお願いしたいです！これからも楽しみにしてます！ (2019年6月6日 0時) (レス) id: e90feb906e (このIDを非表示/違反報告)
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