第７話！ ページ9
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『本当に一人で大丈夫？怪我もまだ酷いし、今日は泊まっていけばいいのに...。』
真壁「...いや、大丈夫です。」
真壁くんとご飯を食べて...と色々やっていたら、時計の針は夜の10時半を回っていた。
教師としてはそんな時間に生徒を一人で帰らせるのは心配で仕方ないのだが。
真壁くんは頑なに「大丈夫です。」と意見を曲げずに貫くので、私も何も言えなくなる。
『そっか。じゃあ気を付けてね？また喧嘩とかしないでね？怪我、結構酷いんだから。』
相良「A、そんな事言わなくたって、真壁だってもう高校生なんだし分かるだろ。」
『いや、だって...。』
真壁「......。」
相良「...また来いよ。」
真壁「...うん。」
なんだろう、真壁くんと猛くんの距離がビックリするほど近くなっている。
やっぱり不良が二人きりで話すと、何かしら通じ合うものがあるのだろうか。
だけど、不良が二人きりだとしても、こんな短時間で一気に距離が縮まるものなのだろうか。
真壁「すいません、お邪魔しました。」
『うん、気を付けてね。』
私は念を押すようにそう言うと、真壁くんは私にお辞儀をして走って行ってしまった。
なんだか真壁くんの様子が、いつもと違う事が少しだけ気掛かりだったけど。
『...真壁くん、大丈夫かな。』
相良「...どうした？」
『いや、なんか...心配で。』
相良「...平気だろ。」
猛くんも少しだけ様子がおかしかったけれど、これ以上踏み入ろうとは思わなかった。
踏み入っても、後に、きっと猛くんの言っている事が本当だと知る事になるからだ。
そうだ、きっと大丈夫。
明日、まだ様子がおかしかったら、話を聞いてみよう。その時はきっと話してくれるだろう。
だけど、そんな簡単で綺麗な望みは、すぐに音を立てて崩れ落ちる事になった。
次の日、真壁くんは学校を休んだ。
その次の日も、また学校を休んだ。
次の日、また次の日、その次の日...。
こんなやり取りをしていると、気が付いたら、もう一週間という時が経っていた。
流石に心配で、放課後に家にも行ったけど、親御さんも真壁くんも留守だった。
怖い中、夜に怪しい路地裏などを探しにも行ったけど、当の真壁くんはいなかった。
また何かあったのではないか。と校長に問い詰める。
すると、三日前に真壁くん本人から、退学届けを受け取ったと聞かされた...。
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人でなし好き(プロフ) - 今日から俺はが凄く好きで、ドラマをやっていたころは占ツクを知りませんでしたが、この作品と出会えて、もっと好きになりました。最終更新日が3年前なので、更新はすぐに来ないとわかっていますが、ゆっくりでいいですので、続き楽しみにしております。 (11月14日 16時) (
レス) id: 7b8c559267 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきだるま - 続き書いてくれてありがとうございました。これからもよろしくお願いします!!応援してます (2020年8月13日 8時) (レス) id: 85de5ccc45 (このIDを非表示/違反報告)
eruruka(プロフ) - 面白すぎて一気読みしちゃいました！！！ゆっくりの更新でもいつまでも待ってます！！ (2020年8月3日 4時) (レス) id: 13080b423a (このIDを非表示/違反報告)
梅?(プロフ) - 更新してくださったの嬉しすぎて涙出ました！！！この作品大好きで、何度も好きな話を読み返したりしてずっとお待ちしてました！！！ありがとうございますorz (2020年7月31日 1時) (レス) id: 2912baf146 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - ﾝﾝﾝ待ってましたありがとうございますゥ…この話とても大好きです！急いで更新する必要ないと思います、頑張ってください！ (2020年7月24日 23時) (レス) id: 36a2a79fdd (このIDを非表示/違反報告)
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