第２０話！ ページ24
その後。
智司さんはフラフラと立ち上がり、こう言った。
片桐「相良の事、頼んだぞ。相良はお前にしか心開いてねぇんだから、な。」
そう言い、「あばよ。」と言って私に背を向けて帰ってしまった。
『智司さん！』
と何回も呼んだけど、智司さんは振り返って「鳴滝。」と呼んではくれなかった。
あの声が、なんだか無性に聞きたくなってしまう病気になっていた。
それよりも
なんで、猛くんは智司さんに暴力を振るったんだろう。
あんなに楽しそうにゲームをしてて
相良「ちょ、お前、手加減しろって！」
片桐「アホか、する訳ねぇだろ。」
あんなに楽しそうにご飯を食べてて
相良「智司の飯最高。住み込みで作ってよ。」
片桐「嫌だね。お前の家騒がしいから。」
あんなに仲良くしてて
片桐「相良、お前くっつき過ぎ。鳴滝に睨まれるから辞めろ。」
相良「A。ちょっとだけ智司とくっ付いてるわ。」
片桐「気持ちわりっ」
相良「おい」
あんなに、3人でも仲良くしていたはずなのに。
『へぇー、智司さんは男趣味だったんですか。だから彼女いないんですか！』
相良「今気付いたのかよ。こいつ男好きなの。しかも女装趣味なんだぜ。」
片桐「鳴滝が変な誤解すんだろうが！」
相良「ちょ、辞めろ。脇、脇腹くすぐんのは辞めろ。ねぇ、ほんとに、マジで。」
片桐「自業自得だろうが。」
『智司さん、ほどほどに。』
相良「止めろ！」
あれは、全部夢だったのだろうか。
いや、さっきの智司さんの言葉が嘘だったのだろうか。
あの幸せな空間は、一体なんだったんだろう。
そう思っていると、なんだか涙がボロボロと込み上げてきて、目から零れ落ちた。
私の知ってる猛くんが、全部偽物で。
私が体験した3人の思い出も全部虚像のもので。
私が大切にしていたものと、心が、パキって音を立てて崩れ落ちていくような。
そんな、そんな簡単な言葉では表せないような感情が、頭の中でぐるぐると渦巻いていた。
だけど、涙を拭いてぽつりと呟いた。
『...負けてたまるか。』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
智司side
相良「もう命令は聞けねぇよ。」
片桐「っ...」
そう言われた瞬間、何かが崩れ落ちていくのを感じた。
相良は、俺が思っている以上に狂犬だった。
そう思っていると、殴られても蹴られても痛みを感じなかった。
その崩れ落ちた物の方が痛くて、苦しかった。
鳴滝なら、止めてくれるのではないか。
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こもれおLOVE - 猛くん可愛い。キャラ崩壊してもいい。いやむしろキャラ崩壊して。マジやばい。いっそんパウダ(( (2020年8月12日 19時) (
レス) id: 773f58e41c (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - アルゴリズム体操ｗ久しぶりに思い出しました！！♪手を横に〜あらアブナイ〜ってやつ！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年1月3日 21時) (レス) id: 3f4ccbd374 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 花火2016さん» さとす……でも言い直すの厳しいですね！経験者は語るってことで辞めときます。忠告はちゃんと聞くタイプ←((目の前にいるのにメール送ってきたら馬鹿と見なしましょ。 (2018年12月13日 20時) (レス) id: 656cb74d82 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - ＊ルーラー＊さん» ありがとうございます(T_T)全然迷惑じゃないですよ！こちらこそありがとうございます(T_T) (2018年12月13日 19時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
＊ルーラー＊ - 迷惑になってしまったらごめんなさい。本当に、もう、泣きそうです。相良くんがヤバイです。夢主ちゃんもヤバイです。本当に泣きそうです、ありがとうございます((( (2018年12月13日 17時) (レス) id: 38581538ac (このIDを非表示/違反報告)
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