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『私だってさぁ、あんな事言いたくなかったよ?』
川原「うんうん、そうだよねぇ。」
『でもさ?ボクシング部の皆が桐沢さん慕ってる中で、あんないきなり……理不尽な理由でクビにするのは絶対に違うと思うんだよ。』
川原「うん、しーちゃんは悪くない!」
『んー……圭太くん優しいぃー……。』
川原「よしよし!」
満島「なんで息子に相談してるの?」
『だって圭太くん、精神年齢私より上なんですもん……。』
川原「僕もしーちゃんとお話するの楽しいからいいの!」
『……私、圭太くんと結婚する。』
満島「だめ!まだ早い!」
川原「えぇー?僕もしーちゃん大好きだよー?」
『わぁ……っ、胸きゅんっ……!』
滝沢「ふふ、しずくちゃんなら圭太のお嫁さんにいいんじゃない?」
『ほんとですか!?』
満島「なーに言ってんの!まだ圭太、八歳だから!だめだから!」
『じゃあ十年後にしーちゃんの事迎えに来て?』
川原「うん!約束ね!」
滝沢「良かったねー、可愛い奥さん見つかって。」
満島「まぁ可愛いけど……、もう、……それより平気なの?校長先生。」
『……平気じゃないっすよねぇ……。』
満島「しずく先生は、あくまで養護教諭だよ?ボクシング部の事を大切に思ってくれるのは嬉しいけど、校長先生に啖呵切っちゃうのは……。」
『やりすぎましたよね……、流石に反省してます。』
満島「でも、どうしてそんなにボクシング部の事大切にしてくれるの?」
『……、たしかに、勉強に力を入れて、学校のイメージを上げるのは大事です。今や松高は、東大を目指せる進学校のひとつな訳ですし。』
満島「……うん。」
『でも……その、校長たちが掲げている学校のイメージ云々で、生徒が楽しんでいる青春を、邪魔したら駄目だと思うんです。』
満島「……しずく先生、」
『……その時、楽しめる事を……全力で楽しんでほしいんです。……悔いのない高校生活を送ってほしい……って、ちょっと、ドラマの見すぎかな?』
満島「あ、いや、……まさか、そこまで思ってくれてるとは……。」
『ふふ、……でも、流石に校長先生には言い過ぎちゃいました。』
滝沢「しずくちゃん、やっぱり間違ってないと思う。」
川原「そうだよ!しずくちゃん凄い!!」
『んーっ……嬉しい……っ、』
滝沢「よし、しずくちゃん、ご飯食べてく?」
『えっ、いいんですか!?』
満島「うん、食べて行って。楓のご飯美味しいから。」
『やったぁー!!』
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花火2016(プロフ) - ねるさん» わざわざコメントありがとうございます…!私の作品と似ている!と指摘してくださったって事は、私の作品見てくださってるって事ですもんね…!(嬉しい)親切にご指摘いただき、解決することが出来ました!むしろ感謝しかないです!笑 ありがとうございました! (2022年5月4日 2時) (レス) id: 0f7e1e76f5 (このIDを非表示/違反報告)
ねる(プロフ) - この作品と似てるって他の作品にコメントしたものです🙇♀️ 余計なことをしてしまったみたいですみませんでした😢💦 (2022年5月3日 19時) (レス) id: c635e2ed44 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー(プロフ) - ありがとうございます!! (2022年5月3日 9時) (レス) id: e18cd32993 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - ゆっぴーさん» もちろんです! (2022年5月3日 9時) (レス) id: 0f7e1e76f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー(プロフ) - 作者様が優しい方で良かったです、このまま書き続けてもいいですか? (2022年5月3日 7時) (レス) id: e18cd32993 (このIDを非表示/違反報告)
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