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菅田「っ、……、!!」
「っ、九郎義経!!覚悟ーっ!!」
菅田「……っ、!?」
「ひぃ、っ!?」
『……、っ、……ふぅ……っ、』
菅田「……、っ、背後からか。」
『……っ、男なら!!正々堂々と正面から戦わんか!!』
「っ……、」
菅田「……まぁ良い。」
『さぁ、……帝は何処におられる。』
菅田「っ、……神器は何処だ!!」
「…………っ、」
山本「……っ、あれを。」
横田「あっ……、」
─ 平家方の女人が、海へと落ちてゆく。 ─
─ 三種の神器のひとつ、……"天叢雲剣"を手にして……。 ─
─ ……そして、 ─
『……っ、御曹司……!!』
菅田「……っ、嘘だろ、……!?」
「………っ、!!」
相澤「……っ、」
菅田「っ、やめろーーっ!!!」
『っ……、!!』
「お、おい!!源氏方の女も海に飛び込んだぞ!!」
佐藤「なんだと、!?」
中川「……っ、八千代か、!?」
菅田「っ、おい、八千代!!戻ってこい!!……っ、八千代!!」
『……っ、……!!』
相澤「………………」
『……、っ、……ごぶ、っ、……っ、!!』
「お、おい!!上がってきたぞ!!」
『ぷは、っ……!!はぁ、っ、……はぁ、……っ、』
中川「っ、引き上げろ………っ、!!」
菅田「っ、八千代!!」
『……、よしつね、さま、』
菅田「……馬鹿野郎!!お前、死んだらどうするんだ!!」
『っ、はぁ……っ、駄目、でした、……っ、』
菅田「あ!?」
『……っ、三種の神器……、とりかえせません、でした、』
菅田「……………っ、そんなの、お前の命に比べれば!!」
『平家に産まれただけの、幼い子供も!!』
菅田「っ、……」
『……っ、幼い子供を……っ、救えなかった……っ、!!』
菅田「……っ、はぁ……っ、……っ、」
中川「………ぐす、……っ、」
中村「………。」
菅田「……、お前は、……生きてるじゃないか、……それだけで十分だ、」
『うわああああああん……っ、!!』
横田「……っ、ひでぇ……、」
山本「あいつ……。」
小栗「………………。」
菅田「……、すまない、」
『うわああああああん……っ、!!!』
─ 源平合戦は、幕を閉じた。 ─
─ 海上に残ったのは、多くの死体と、一人の女の泣き声だった。 ─
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花火2016(プロフ) - ねるさん» わざわざコメントありがとうございます…!私の作品と似ている!と指摘してくださったって事は、私の作品見てくださってるって事ですもんね…!(嬉しい)親切にご指摘いただき、解決することが出来ました!むしろ感謝しかないです!笑 ありがとうございました! (2022年5月4日 2時) (レス) id: 0f7e1e76f5 (このIDを非表示/違反報告)
ねる(プロフ) - この作品と似てるって他の作品にコメントしたものです🙇♀️ 余計なことをしてしまったみたいですみませんでした😢💦 (2022年5月3日 19時) (レス) id: c635e2ed44 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー(プロフ) - ありがとうございます!! (2022年5月3日 9時) (レス) id: e18cd32993 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - ゆっぴーさん» もちろんです! (2022年5月3日 9時) (レス) id: 0f7e1e76f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー(プロフ) - 作者様が優しい方で良かったです、このまま書き続けてもいいですか? (2022年5月3日 7時) (レス) id: e18cd32993 (このIDを非表示/違反報告)
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