第５話！ ページ7
気付くと、見た事ない光景の中で横になっていた。
...生きてたのだろうか、それとも、見た事ない光景、って事は、天国だろうか。
起き上がろうとしても起き上がれない。
...そうだ、刺されたんだ。
てか、ここなんか揺れるな。
そんな呑気な事を考えていると、目の前に顔が現れた。
「どうも。」
変な位置にホクロがある人。
『ぎゃぁぁぁぁぁあ！！！ホクロ！』
「うん、まぁ、特徴を叫んでくれたのはありがたい。ありがたいけど、ホクロは辞めて。」
『どちら様ですか！』
「あ、どうも。軟葉高校の生徒指導の教師をしております。椋木と申します。」
椋木...。
1度三橋さんと伊藤さんと一緒にいる時に、会ったことがあるような、ないような。
いや、多分ある。
『あの、なんで軟葉高校の先生が私と一緒におられるんですか？』
椋木「私がたまたまあの電車に乗り合わせてたんです。」
答えになっていない。
『ここどこですか？』
椋木「救急車です。」
...あ、天国じゃないのか。
そりゃそうか、死んでる人間は恐怖を感じないって言うし。
『...私、助かりそうですかね。』
椋木「そうですねぇ、幸い傷は深くないと聞きましたし、多分死には至りません。」
良かった。
死に至らない、という事は、また猛くんに会えるのだ。
椋木「そろそろ、病院に着く頃だと思うので、あとは成蘭の先生にお任せしますので。」
『あ、はい、ありがとうございます。』
その、「ありがとうございます。」を全部言い切る前に、私は担架に乗せられていた。
「あー、これ...1ヶ月は入院生活だね。うん、ベッドの上で安静にしててね。」
...猛くんに会えなくなってしまった。
すぐに猛くんに会って、やり直そうって言いたかったのに。
お医者さんが病室から出て行った後、私は誰もいない空間に1人になってしまった。
あまりにも暇なので、独り言を言うことにした。
『イチゴジャムをあげようって、私のイチゴジャムが出とるんじゃ。身体から。』
『それに、絶対あのお婆ちゃん広瀬さんの差し金だわ。私お婆ちゃんに好かれるのだけは天下一品なんだから。』
『あーあ、猛くんに会いたいなぁ。このまま病室抜け出しちゃおっかな！』
そう思ってベッドから起き上がろうとするけど、刺された時の部分が痛みを増した。
あまりの痛さに、ベッドでうずくまっていると
片桐「抜け出す必要はねぇよ。」
と、智司さんの声が聞こえたと思ったら、ガラッと病室のドアが開いた。
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yup(プロフ) - NGシーンのやつおもしろかったーまたしてください！！ (2018年12月9日 10時) (
レス) id: a7aee9d490 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - もっちさん» 分かります... (2018年12月4日 23時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
もっち - 相良くんカッコよし…… (2018年12月4日 20時) (レス) id: 26925a4852 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - 奏さん» いえいえ！あれ、書いててすごく楽しかったです！だから番外編では初の続編も出ました（笑）面白いリクエストありがとうございます！ (2018年12月3日 0時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - サイコパスメリーさん» ハッピーいっそんパウダー入れちゃいましたねぇ...。我慢がききませんでした、磯村勇斗さんごめんなさい。 (2018年12月3日 0時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火2016
| 作成日時：2018年11月24日 17時
