番外編、2! ページ37
前回の続きからです。
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相良「怖かったな、もう大丈夫だからな。」
「...どうなってんだ、こりゃ。」
相良「あぁ!?てめぇ!?」
急に猛くんが叫んだかと思ったら、私の掴まれてる手を思いっきり指さした。
相良「いつまで、お前...お前、その...。いつまでAの腕握ってんだ!
この、この...!白くて綺麗な腕を握っていいのは、俺だけなんだぞ!ごらぁ!」
そう言って猛くんは怒鳴り散らしたけど、なんだか話の論点が...。
だけど猛くんはもう目が血走っていた。
完全にこの人達にキレてる。
怒鳴られた人が、私の腕をすっと離す。
私はなんだか安心やらなにやらで、猛くんに抱き着いてしまった。
なんかちょっと上から「おっふ」って聞こえたけど、多分気の所為だろう。
てかおっふは駄目でしょ、著作権的に。
相良「じゃ、じゃあ、A、行こうか。今日は、新作のパフェ食い行くんだよな。」
『うん!』
「待てよ。」
私の腕を掴んでた人が引き止めてくるので、私達はサッと後ろを振り返った。
相良「なんだよ。」
「てめぇ、開久の相良だよなぁ。片桐智司って、もちろん分かるよな?」
智司さん...?
相良「何の用だ。」
「あの野郎、俺の仲間をボコボコにしやがったんだよ。ぐちゃぐちゃにして人の道を叩き込んでやろうかと思って、さぁ...?」
多分無意味だと思うんだけどなぁ...。
しかもそれ猛くんに言ったら絶対に駄目だと思うんだ...
相良「...A、パフェのとこ先行ってろ。」
ほらぁぁぁぁぁ。
恐怖の猛くんになっちゃったぁぁぁぁぁ。
相良「俺はこいつをケチャケチャにしてやらなきゃならねぇ。」
『でも、猛くん...。』
相良「良いから、早く行ってろ。」
そう言って猛くんは私の背中をぽんと押した。
早く行け、のサインだろう。多分。
『...分かった。』
だけど私も黙って引下がる訳には行かない。
猛くんが言うには、猛くん専用の腕を掴まれてしまったんだから。
『あんなクソ野郎、早いとこケチャケチャにして、一緒にパフェだよ?』
相良「A!女がクソ野郎とか言っちゃめっ!」
『言ってない...。言葉のあやでしょ?』
相良「言ったものは言ったからな?A。」
そう言われ、私は鞄を持ってパフェのとこに向かった。
相良「じゃあな。」
猛くんが手を振ってくれたので、私も振り返した。
その後、猛くんはドラマとは違い、数分で帰ってきた。
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yup(プロフ) - NGシーンのやつおもしろかったーまたしてください!! (2018年12月9日 10時) (レス) id: a7aee9d490 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - もっちさん» 分かります... (2018年12月4日 23時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
もっち - 相良くんカッコよし…… (2018年12月4日 20時) (レス) id: 26925a4852 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - 奏さん» いえいえ!あれ、書いててすごく楽しかったです!だから番外編では初の続編も出ました(笑)面白いリクエストありがとうございます! (2018年12月3日 0時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - サイコパスメリーさん» ハッピーいっそんパウダー入れちゃいましたねぇ...。我慢がききませんでした、磯村勇斗さんごめんなさい。 (2018年12月3日 0時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花火2016 | 作成日時:2018年11月24日 17時