第２０話！ ページ23
片桐「どこ行きやがった！」
智司さんの声からわかる通り、今井さんは途中で見失ってしまった。
今、私は完全にぐたっとその人の肩にぶら下がってる状態である。
縦揺れが駄目なので、お神輿のように担がれてわっしょいされながら走られるのはNGなのだ。
別にわっしょいをしなくとも、縦揺れはNGだ。
「降ろしますか。」
『おっ、お願い、します。』
その人は、車椅子に優しく座らせてくれた。
このままドンッ！と勢いよく座らされたら、危うくリバースしてしまう所だった。
悪い人ではないらしい。
相良「おい、A迎えに行くぞ...って、A、お前なんでここに居るんだよ。」
「担いできました。」
相良「どうやって。」
「木材担ぐみたいな感じで。」
例えが分からない。
だけど猛くんには伝わったらしく、その人は猛くんに殴られていた。
別に悪いことした訳じゃないんだけどなぁ...運んでくれただけなんだけどなぁ...。
猛くん、そんな事で嫉妬するなんて。
相良「てめぇ！Aの下着が汚ぇハイエナ達に見られたらどう責任取るつもりだ！」
あ、そっちか。
...まぁ、確かにあんな担がれ方したらスカートがめくれて下着が見えてしまうかもだけど。
残念ながらスケバンはスカートが長いので、そういう心配は別にしなくても大丈夫だ。
猛くんにとって、残念ながら。
片桐「さ、相良。鳴滝本人がいる前で、スカートの中とか下着とか言うもんじゃねぇよ。」
相良「だって俺の女の神聖な場所が何処の馬の骨かも分からない奴らに見られるんだぞ！？」
片桐「わかった、わかったから落ち着け。馬の骨って父親しか使わねぇから。な？」
相良「俺でもまだAの神聖な場所なんて見た事ねぇのによ！
...てか、おい、てめぇ！！会話聞いて想像して鼻血出してんじゃねぇ！マジで絞めるぞ！」
猛くんは、自分の欲望に素直なようだ。
変に頑固で面倒くさい人よりもいいけど、私を守りたいのか違うのかがよく分からない。
てか理由が不順すぎんだよ。
それに気付いたのか、猛くんはこちらを向いてきた。
相良「あ、いや、別に、Aの神聖な場所が見てぇとか、そういうんじゃねぇからな。」
『うん、そんな事思ってないから安心して。てかむしろ思ってたら引いちゃうかも。』
相良「えっ」
『...あ、思ってたの。』
私がそう言うと、あからさまに猛くんはあたふたし始めた。
本当は怒るべきところなんだけど、その姿も何故か可愛く見えてしまった。
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yup(プロフ) - NGシーンのやつおもしろかったーまたしてください！！ (2018年12月9日 10時) (
レス) id: a7aee9d490 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - もっちさん» 分かります... (2018年12月4日 23時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
もっち - 相良くんカッコよし…… (2018年12月4日 20時) (レス) id: 26925a4852 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - 奏さん» いえいえ！あれ、書いててすごく楽しかったです！だから番外編では初の続編も出ました（笑）面白いリクエストありがとうございます！ (2018年12月3日 0時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - サイコパスメリーさん» ハッピーいっそんパウダー入れちゃいましたねぇ...。我慢がききませんでした、磯村勇斗さんごめんなさい。 (2018年12月3日 0時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火2016
| 作成日時：2018年11月24日 17時
