第４話！ ページ6
暗闇の中で、声が聞こえる。
微かにだけど、「おーい。」と聞こえてきた。
その声はどこか聞き覚えがあり、なんだか忘れられないような声だった。
その声に答えるように目を覚ます。
すると、見た事もない景色がそこには広がっていた。
『...え？』
真っ暗な部屋に、明かりが1、2箇所くらいしか無く...なんとも気味が悪い場所だった。
辺りを見渡すと、京子さんと理子さんが縄で縛られて眠っていた。
『きょ、京子さん！理子さん！』
そうやって呼んでも、2人は気付かずにぐったりとしていた。
眠っているだけ、だよな？
2人の元に行こうとして気付いた。
私も身体を縛られていた。
動いても中々緩まなくて、縄で縛られている所がすごく痛かった。
なんで私はこんな事に...。
「やっとお目覚め？Aちゃん。」
声をするほうを見ると、そこには最近会ったばかりの人が私を見下ろしていた。
『し、白原くん...。』
東京にいるはずの元クラスメイト、白原くんだった。
この間、紅野という偽名を使って千葉に来て、大暴れした結果三橋さん達にボコボコにされたのだ。
『なんで、千葉に...？』
白原「あはは、辞めてよAちゃん。
お前らと同じことをしてやろうと思ってさ。」
そう言ってニヤニヤと笑った。
同じこと...という意味は、あまりよく分からなかった。
...あのプリントに書いてあった不良って、まさか。
そう思って白原くんを見ると、ニコニコと笑いながらこう言った。
白原「やっと気付いた？てか手紙かなにか届いたでしょ。
あれに書いてあった東京の不良、俺なんだ。」
東京の、なんて書いてあったのか。
なんで気付かなかったんだ。
数時間前の自分を恨んでやりたい。
『理子さんと京子さんは関係ないでしょ。』
白原「俺は三橋と伊藤にやられた。だからあいつらをおびき寄せたいの。」
その為に、あの2人まで...。
なんてとばっちりを受けたんだ、あの2人は。
『...ここ、どこ？』
白原「ん？トラックの中。トラック乗ってたおっちゃんを脅したら、運転してくれたんだ。」
そう言って笑う白原くんが、ものすごく怖かった。
自分でもわかるほど、怯えていた。
白原「あぁ、そんなに震えなくても大丈夫だよ。君らに危害を与えるつもりは更々ない。
タイムリミットまでに来たら、の話だけど。」
タイムリミット...？
白原「今から4時間後までにあいつらが君達を救出しなかったら...
君を冷凍トラックの中に閉じ込める。」
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花火2016(プロフ) - dmeenioさん» ありがとうございます！これからは夢主ちゃんもガンガン攻めていきますので、お楽しみに^^* (2018年11月24日 18時) (
レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - ゆうさん» はじめまして^^続編希望ありがとうございます！無理しないように頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年11月24日 18時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - てんてんママさん» ありがとうございます！相良くんのお相手変更はなくしていきたいんですけどねぇ...、どうなるかお楽しみに^^* (2018年11月24日 17時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - yuiさん» ありがとうございます！そう言っていただけるとやる気が出ます！続編でもよろしくお願いします！ (2018年11月24日 17時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
dmeenio(プロフ) - 続編めちゃくちゃ楽しみです!!!!受け身だけで終わらないスケバンちゃん楽しみです!!!!相良くんとお幸せに(^^) (2018年11月24日 15時) (レス) id: a60411acd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火2016
| 作成日時：2018年11月16日 22時
