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第35話! ページ39

猛くんと、花火が綺麗に見れるだろう屋上で一緒に話していた。

だけど...

相良「A?」

『...なに?』

相良「な、なに怒ってんだよ。」

『怒ってない。』

嘘だ、実を言うと少しイライラしてる。

確かに狙ってきたあの人が悪い。

それに、猛くんだって男だ。

まさかそんな事思っていたなんて思わなかったのだ。

なんだか猛くんの事を分かっていなかった、って言われたみたいで少しイライラしてる。

相良「す、スカートの件は冗談だからな。」

『...そうじゃないの。』

これは本当だ。

猛くんには助けてくれた感謝でいっぱいだ。

だけど、猛くんの事を分かっていなかった自分にイライラしてるのだ。


そんな私を見て、猛くんは鞄から何かを出して私の手に置いた。

『...なにこれ。』

猛くんが置いたのは、キツネのこんちゃんのキーホルダーだった。

『...まさか、これ取りに行ってくれたの?』

相良「あ、いや、これはたまたま店に売ってたから買ってきただけだ。」

『...いいの?』

私が聞くと、猛くんは顔を少し赤くして「おう。」とだけ言った。

キーホルダーこんちゃんをポケットの中にしまっておく。

『...ありがとう。』

相良「だ、だから、イライラすんな。な?」

そうやって少し焦ってる猛くんを見て、私は堪えきれずにふふっと笑ってしまった。

相良「お、お前!心配したんだぞ!」

『ごめんごめん、だけど、猛くん...。これまでにないくらい焦ってたから...。』

そう言って私は笑いを堪えきれず、猛くんを見てクスクスと笑っていた。

相良「...花火、もうすぐか?」

猛くんは、諦めたように私にそう言った。

『うん。夕方になったらミス成蘭とかキャンプファイヤーとかもやるから...。それ終わったらかな。』

相良「お前行かなくていいのかよ。」

『なんかスケバンとかは無理に出なくて良いらしいよ、京子さんから聞いた事だけど。』

昔からそう言う決まりみたいなのがあるらしく、だからミス成蘭にも出てない私は行かなくていいのだ。

相良「ミスなんとか、出なかったのかよ。」

『うん、出てもお前なんで出てるんだ。って事になるから出なかったの。』

それに、仮にもスケバンがそんなの出たら驚かれる。

この学校では何故か有名になったスケバンなんだから。

相良「あ、おい。なんか人集まってきたぞ。」

時計を見ると、もう後夜祭の始まる時間になっていた。


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ありがとうございます!

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作品ジャンル:恋愛
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花火2016(プロフ) - dmeenioさん» ありがとうございます!これからは夢主ちゃんもガンガン攻めていきますので、お楽しみに^^* (2018年11月24日 18時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - ゆうさん» はじめまして^^続編希望ありがとうございます!無理しないように頑張りますので、よろしくお願いします! (2018年11月24日 18時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - てんてんママさん» ありがとうございます!相良くんのお相手変更はなくしていきたいんですけどねぇ...、どうなるかお楽しみに^^* (2018年11月24日 17時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - yuiさん» ありがとうございます!そう言っていただけるとやる気が出ます!続編でもよろしくお願いします! (2018年11月24日 17時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
dmeenio(プロフ) - 続編めちゃくちゃ楽しみです!!!!受け身だけで終わらないスケバンちゃん楽しみです!!!!相良くんとお幸せに(^^) (2018年11月24日 15時) (レス) id: a60411acd1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花火2016 | 作成日時:2018年11月16日 22時

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