第4章、初めの話！ ページ1
いきなりだが、私はスケバン(仮)だ。
なんで(仮)なのか。
喧嘩ができない、武道もできない。
ぶっちゃけ喧嘩自体怖い。
という異例のスケバンである為、どうしても(仮)を付けなくてはならないのだ。
もうこれは喧嘩ができない者の運命だから仕方ない。
ありがたいことに、3回目ともなると、このお決まりの説明にも慣れてきた。
だが
どうして4章はじめから、こんなにもサッパリしていて、雑な説明なのか。
今、私の彼氏さんがめっちゃ集中しているのを集中して見ているからだ。
相良「おい、距離このくらいか？」
『えーっとね、もう少し左かな。』
相良「このくらいか？」
『うん、それでアーム下ろせば、今度こそいけるんじゃないかな。』
絶賛クレーンゲーム中である。
どうしてクレーンゲームなんてしているのか。
それは...
相良「どうしてもこのキツネの人形だけは取るぞ。」
『お願い。』
この可愛くて大きなキツネのぬいぐるみに一目惚れしてしまったのだ。
私だけじゃなくて猛くんも一目惚れしたらしく、取ってやる。という競争心に燃えていた。
だけど、そんなのはもう30分も前の話。
ずーっとクレーンゲームとにらめっこしている猛くんと私だが、なかなか取れず難しいのだ。
途中でアームが開いてしまうのだ。
相良「あー...悪ぃ、ちょっと左過ぎたかもしれねぇ。」
『大丈夫ですよ、まだお金はあるんですから取りましょう。』
もう1人1500円ずつで、合わせて3000円はたいて小銭にしてきてしまった。
それくらいどうしてもキツネのぬいぐるみが取りたかったのだ。
相良「...これ、何回目だ。」
『...6回目かな？』
相良「1回200円だから、合計で1200円こいつに使ってるのか。」
随分と貢いだもんだ。と私達は感心した。
だけど、私達はどうしてもこのキツネちゃんが欲しいのだ。
相良「...よし、これで決めて余った金でチョコレートパフェでも食いに行くか。」
『え、良いの？』
相良「今度Aの飯食わせてくれるならの話だけどな。」
なんて漢気があって優しい彼氏さんなんだ。
『うん！猛くん頑張って！』
私がそうやって言うと、猛くんは200円を入れてクレーンゲームを再開させた。
相良「...奥か？」
『うん、あともう少し奥だね。』
相良「このくらいか。」
『うんそこ！そこなら入る！』
そう言うと、猛くんはアームが降りるボタンを押した。
相良「いけ！掴め！」
『頑張れ！！』
結果は...？
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花火2016(プロフ) - dmeenioさん» ありがとうございます！これからは夢主ちゃんもガンガン攻めていきますので、お楽しみに^^* (2018年11月24日 18時) (
レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - ゆうさん» はじめまして^^続編希望ありがとうございます！無理しないように頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年11月24日 18時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - てんてんママさん» ありがとうございます！相良くんのお相手変更はなくしていきたいんですけどねぇ...、どうなるかお楽しみに^^* (2018年11月24日 17時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - yuiさん» ありがとうございます！そう言っていただけるとやる気が出ます！続編でもよろしくお願いします！ (2018年11月24日 17時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
dmeenio(プロフ) - 続編めちゃくちゃ楽しみです!!!!受け身だけで終わらないスケバンちゃん楽しみです!!!!相良くんとお幸せに(^^) (2018年11月24日 15時) (レス) id: a60411acd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火2016
| 作成日時：2018年11月16日 22時
