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episode 90 ページ46

中堂「…俺は、Aの飯が好きだ。」

私の身体が勝手に動いてキスしたお陰で、中堂さんの言いたいことはまとまったらしい。

中堂「初めて、ここに来て…肉じゃがを食べた時、懐かしさで涙が出そうになった。」

『…はい。』

中堂「それから、弁当を作って、笑顔でラボまで持ってきてくれるAが、いつの間にか…

好き、に…なってた。」

一生懸命話してくれる中堂さんを見ると、なんだか嬉しくなった。

中堂「…これからは、朝も、昼も、夜も…。Aの飯が食いたい。」

凄く恥ずかしかったけど、凄く嬉しかった。

だけど、1つ気になったことがある。

『…それは、プロポーズですか?』

それを聞いた中堂さんは、少し間をおいてから焦った顔をした。

中堂「あ、き、決めて、なかった…。」

その発言を受けて、また私の身体が勝手に笑ってしまった。

中堂「わ、笑うな…。こっちは本気なんだ…。」

『ごめんなさい…(笑)だって、中堂さんらしくないんですもん。(笑)』

中堂さんは顔を赤らめ、顔を隠す。

凄く可愛くて、なんだか母性が出てしまった。

中堂「決めてなかったから…プロポーズで…。」

『はい。(笑)』

中堂「こんな、クソみたいなクソプロポーズ…受けてくれるか?」

中堂さんの目は、真っ直ぐ私を捉える。

恥ずかしいけど、中堂さんの想いに応えなきゃ。


自分の気持ちに、正直にならなくちゃ。


『こんな、クソみたいな私で良ければ…お願いします。』

そう答えると、中堂さんの目が少し潤んだ。

中堂「これから、宜しく…。」

『…こちらこそ。』

まだ2人とも気恥ずかしさはあったけど、嫌ではなかった。

そして、中堂さんの腕が私を中堂さんの胸に引き寄せる。

今までで最高に、檸檬の香りが強くなっていた。

そして中堂さんは、私のおでこに軽いキスを落とした。

私が目を丸くすると、中堂さんは頬を真っ赤に染めた。

その姿が、凄く愛しい。

私は中堂さんの首に腕を巻き付け、強引に唇を奪うのだ。

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設定タグ:アンナチュラル , 中堂系   
作品ジャンル:恋愛
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花火2016(プロフ) - ユメさん» 分かりました!ついでにルンルンな木林さんも書いておきますね(笑) (2018年5月4日 13時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - 花火2016さん» そのイジリに是非とも木林さんもいれてください!!(笑)きっと彼なら冷静なツッコミが炸裂しそうなので引っ掻き回してくれるのを期待してますね( *^艸^) (2018年5月4日 13時) (レス) id: 798b127b08 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - ユメさん» 了解しました(笑)めっちゃラボメンバーにいじられる中堂さんを書きますね(笑) (2018年5月4日 13時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - 花火2016さん» 個人的には花火さんが言うように木林さんと中堂先生の漫才みたいなやり取りとツンデレ中堂先生を特盛でみたいですね(*´∀`*)あとはUDIラボメンバーにからかわれる中堂先生を激しく希望します(笑) (2018年5月4日 13時) (レス) id: 798b127b08 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - ユメさん» ありがとうございます!めっちゃ嬉しいですね(笑)楽しみに待っていてください!頑張ります! (2018年5月4日 12時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花火2016 | 作成日時:2018年4月3日 3時

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