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episode 80 ページ36

トイレから帰ってきて個室に戻ると、明らかに木林さんの様子がおかしかった。

考えすぎても面倒なので、あまり考えずに木林さんが注文してくれた特上カルビを頬張る。

中堂「それで?この後は別荘に帰るのか?」

木林「…中堂さん、昨日に引き続き足踏んでます。」

中堂「おぉ、悪いな、昨日に引き続き気づかなかった。」

木林さんは咳払いをして靴の汚れを払い、こう言う。

木林「この後、星が綺麗に見えるスポットに行きますが、結構時間が掛かります。」

『へぇ…。』

木林「なので多分今から行くとしても夕方の4時くらいになってます。」

と言うことは3時間くらい掛かるのか…。

その間に寝れるかな…。

中堂「そこから別荘まではどのくらい掛かるんだ。」

木林「大体、1時間掛からないくらいです。」

『ってことは、そのまま星が見られる所に行った方が良いんですか?』

木林「そうですね。ここから別荘までも2時間は掛かりますし。」

別荘は山奥に在るため仕方ないけど、木林さんは一体どんな所に連れて行ってくれるのか。

東京に来てから星なんて滅多に見ないので、懐かしい気がしてなんだか楽しみだ。

中堂さんをチラッと見ると、なんだか穏やかそうな表情に戻っていたので良かった。

木林「さて。デザート食べて行きますか。」

『私、チョコレートパフェ食べまーす!』

中堂「女ってデザート見ると、その分胃袋空くんだろ?」

『そうなんですか!?』

中堂「らしいぞ。」

『まぁ、私関係ないですね。胃袋がブラックホールですから。』

私が冗談半分でそう言うと、中堂さんは納得したかのようにメニューを見出す。

ちょっとムッとしたので、隣に座ってる中堂さんの腕にチョップしてやった。

当の中堂さんはなにも感じていなかったみたいだけど。

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設定タグ:アンナチュラル , 中堂系   
作品ジャンル:恋愛
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花火2016(プロフ) - ユメさん» 分かりました!ついでにルンルンな木林さんも書いておきますね(笑) (2018年5月4日 13時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - 花火2016さん» そのイジリに是非とも木林さんもいれてください!!(笑)きっと彼なら冷静なツッコミが炸裂しそうなので引っ掻き回してくれるのを期待してますね( *^艸^) (2018年5月4日 13時) (レス) id: 798b127b08 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - ユメさん» 了解しました(笑)めっちゃラボメンバーにいじられる中堂さんを書きますね(笑) (2018年5月4日 13時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - 花火2016さん» 個人的には花火さんが言うように木林さんと中堂先生の漫才みたいなやり取りとツンデレ中堂先生を特盛でみたいですね(*´∀`*)あとはUDIラボメンバーにからかわれる中堂先生を激しく希望します(笑) (2018年5月4日 13時) (レス) id: 798b127b08 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - ユメさん» ありがとうございます!めっちゃ嬉しいですね(笑)楽しみに待っていてください!頑張ります! (2018年5月4日 12時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花火2016 | 作成日時:2018年4月3日 3時

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