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episode 64 ページ20

たい焼きを食べながら木林さんの車に乗る。

中堂「一口くれ。」

『中堂さんはあんこですか?』

中堂「食うか?」

『食べます!』

中堂さんのたい焼きも凄く美味しかった。

中堂「クリームうまい。」

『美味しいですよね〜。』

木林さんのもさっき食べたけど、意外と美味しくてビックリした。

木林「さて、次はどこに行きましょうか。」

中堂「騒がしくない所に行きたい。」

『自然がいっぱいある所に行きたいです!』

木林「じゃあ、牧場なんてどうです?ソフトクリームが美味しい所知ってますけど。」

『良いですね!』
中堂「良いな、それ。」

中堂さんと私は顔を見合わせて、クスクス笑う。

木林「本当にお2人は仲が良いですねぇ、

付き合ってしまえば良いのに。」

『!?』

まさか木林さんまで気付いてるの?

私ってどんだけ分かりやすいんだろう。

中堂「馬鹿なこと言うな、さっさと運転しろ。」

木林「はーい。」

やっぱそうだよなぁ…。

中堂さんが私に興味がないことを知っていながらも、なんだか少し寂しくなる。


木林「着きましたよ。」

『わぁ…』

辺りを見渡すと子やぎが沢山いて、近くからは牛の鳴き声が聞こえてくる。

なんだか穏やかな気分になれる。

木林「中堂さん、夢のないこと思っちゃ駄目ですよ?」

中堂「どういう事だ?」

木林「牛の形をした肉の塊だ。とか。」

中堂「思うわけねぇだろ。」

木林「あ、馬。」

木林さんが指差した先には、馬が呑気に人参を食べていた。

『馬が人参食べれるんだから、中堂さんもいつか人参克服出来ますよ。』

中堂「余計なお世話だ。」

木林「へぇ〜、中堂さん人参駄目なんですね〜。」

なんで木林の前でそんな事言ったんだ。と言わんばかりの目で私を見る。

私はそんな事は気にせず、牛がいるエリアに向かう。

牛が見れるという楽しみと、ソフトクリームが食べられるという楽しみを胸にしまって。

episode 65 〜中堂side〜→←episode 63



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設定タグ:アンナチュラル , 中堂系   
作品ジャンル:恋愛
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花火2016(プロフ) - ユメさん» 分かりました!ついでにルンルンな木林さんも書いておきますね(笑) (2018年5月4日 13時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - 花火2016さん» そのイジリに是非とも木林さんもいれてください!!(笑)きっと彼なら冷静なツッコミが炸裂しそうなので引っ掻き回してくれるのを期待してますね( *^艸^) (2018年5月4日 13時) (レス) id: 798b127b08 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - ユメさん» 了解しました(笑)めっちゃラボメンバーにいじられる中堂さんを書きますね(笑) (2018年5月4日 13時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - 花火2016さん» 個人的には花火さんが言うように木林さんと中堂先生の漫才みたいなやり取りとツンデレ中堂先生を特盛でみたいですね(*´∀`*)あとはUDIラボメンバーにからかわれる中堂先生を激しく希望します(笑) (2018年5月4日 13時) (レス) id: 798b127b08 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - ユメさん» ありがとうございます!めっちゃ嬉しいですね(笑)楽しみに待っていてください!頑張ります! (2018年5月4日 12時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花火2016 | 作成日時:2018年4月3日 3時

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