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6話 ページ8

長くは見れないが、何となく見ていれば確かにキラキラと光ったものがある事が分かった





鑑識「警部!これはどうやら氷のようです!」


目暮「氷?氷だったら既に溶けとるんじゃないのか?」


鑑識「いいえ、これは溶けにくい氷のようですね」


毛利「普通の氷となんの違いがあんだ?」






首を傾げ悩む毛利さんに私は横から口を挟む






『簡単に言うと不純物が入ってるか入ってないかですよ』


蘭「不純物?」


『えぇ、ご家庭などで作る氷が濁っているのは不純物が入っており溶けやすい。その反対に溶けにくい氷は工程を重ねることで不純物が無くなりよく絵や画像で見るような透明な氷になるんです』






と言っても、まずあのお客様は確かホットだったから氷はお付けしてないはずなんですけどね…

そうつけ加えてまた口を閉じる






コナン「あれれ〜?おっかしいぞ〜?」


蘭「どうしたの?コナンくん」


コナン「A姉ちゃんさっきは不純物が入ってないから透明で溶けにくいって言ってたのにこれ緑色が入ってるよ〜?」


目暮「まさか…すぐに氷を鑑識に出せ!」


鑑識「はい!」






あっという間に鑑識に回された氷、すぐに検査結果が分かり氷の中に入っていた緑色は"シェーレグリーン"と言う毒物だった






目暮「凶器は分かったが動機や犯人がまだわからんな…」






その瞬間、パシュッと私の真横で小さなものが通り過ぎ毛利さんに刺さった気がした。毛利さんはよく分からない声を上げてカウンター席に座る






毛利「大丈夫ですよ目暮警部、謎はもう解けました」


目暮「ほんとかね!毛利くん!」


毛利「はい、この事件が起こった理由は痴情のもつれでした」






眠ったまま喋る姿はあまりにも違和感がすごい。どうやって喋ってるんだ、口は動いてないのに







萩原「毛利さんは事件を解決する時いつもああやって解決してるから"眠りの小五郎"なんて呼ばれてんよ」


『へぇ…』


萩原「ははっ、興味無さそー」






興味はあるさ、興味はね。先程からコナンくんも見当たらないんだから気になってしょうがない







毛利「Aさん、シェーレグリーンとはなにかご存知ですかな」


『えぇ勿論だよ、シェーレグリーンは安価で生成が簡単な上に美しい染料とされている。かの有名なナポレオンも目が奪われ部屋に使われていたんだ、そして最後には命を奪った』

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るんば(プロフ) - 初コメ失礼致します!薬屋のひとりごと面白いですよね!主ちゃんの性格めっちゃ好きですw (8月11日 21時) (レス) @page5 id: fa1da09a28 (このIDを非表示/違反報告)
keikei(プロフ) - 初コメ失礼します!もう好きです!あと薬屋のひとりごと知ってます!面白いですよね! (8月3日 21時) (レス) id: 1656e11f49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒谷桃里 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/8734ef32593/  
作成日時:2023年7月30日 2時

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