こっそり青江 ページ5
「小さい方の青江くん、これから宜しくね？」
振り返れば眼帯をつけた刀剣男士が僕に手を差し出していた。小さい方の青江くんは余計だけどね
そんなことを思いながら手を握り返せば想像以上に大きい手で僕の手が全部包まれた
『こちらこそよろしく頼むよ、燭台切くん』
名前を呼べば彼は嬉しそうに笑った。眼帯をしているのに痛々しくないのはやはり彼だからなのだろうね
「青江くんそっくり…じゃないね本刃だね」
『そうだよ。僕は小さいけれど一振の幽霊斬りにっかり青江、間違えたらいけないよ』
青江らしい笑顔を向ければ顔をじっと見られる。う、ううんムズムズする…
なんとも言えないムズムズ感に襲われていると横から亀を連れている浦島くんが話しかけてきた
「俺は浦島虎徹！ヘイ！俺と竜宮城へ行ってみない？行き方わかんないけど！」
『ふふ、僕はにっかり青江、うんうん、君も変な名前だと思うだろう？』
浦島くんが顕現の言葉を言ったため僕も同じようにすれば眩しい笑顔を向けてきて亀吉くんも紹介してくれた
「俺はにっかり青江って名前いいと思うよ！！」
『本当かい？それは嬉しいね』
「僕の時は名前いいって言ってくれなかったじゃないか」
「えぇ？だって何かそういう雰囲気じゃなかったから！！」
たはは、なんて浦島くんが笑うと空気が更に柔らかくなる。良いね浦島くんの近く、落ち着くよ
「お、なんだなんだ？」
青江と和泉くんのところから離れ浦島くんの隣に座れば亀吉くんを膝の上に乗せてくれた
『浦島くんの所は健全でいいね』
「秋桜お前、俺のところが健全じゃねぇって言いてぇのか？」
『和泉くんが健全じゃないって訳じゃないよ。ただ色気とか色々が凄くてね』
「え、色気って秋桜も同じようにムンムン…」
お前もだろ？なんて言う主からの視線は無視して浦島くんにもたれ掛かる
「何か青江と違って可愛いね！秋桜って言うんだろ？改めてよろしくー！！秋桜！！！」
『うん宜しく』
持たれかかれば橙色の髪が顔に当たってこそばゆい
思わず笑ってしまえば主たちはこっちを凝視していた
「笑い方純粋かよ」
「青江のよく分からねぇ笑いよりは良いな」
『それ僕と青江に被害来ているね』
全く……笑い方まで似てたら僕はヤバかったよ
確かに青江の笑いはすごく助平みたいな感じだけど…その、あれもいいと思うのだけれどなぁ
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ユア - 純粋青江可愛ええ…伊恋の霊力がアレ…まさか、ねぇ？めっちゃ面白いです！応援してます！ (2023年4月15日 17時) (
レス) @page14 id: ae68d762ff (このIDを非表示/違反報告)
夏実(プロフ) - ふわなさん» 面白いって純粋な青江…可愛くね！？って思って作ったんで面白いって言って下さり嬉しいです！！！！更新は遅いですが頑張ります！！！ (2022年8月22日 16時) (レス) id: eae39e15db (このIDを非表示/違反報告)
ふわな - とっても面白いです！純粋な青江可愛すぎる…！更新頑張ってください！ (2022年8月22日 15時) (レス) @page1 id: 71a4ce2144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒谷桃里 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/8734ef32593/
作成日時：2022年8月19日 1時
