小さい本科さま (ページ4)

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3cm ページ4

(読みやすいように時折漢字を使ってます)

俺の肩にてをおいてしんけんにいった彼は『歌仙兼定』と呼ぶらしい

『(始まりの一振の候補…)』

むいしきに浮かんできた言葉になぜか分からないけれどふつふつとしょうそうかん(焦燥感)が湧いてくる

まぁそんなきもちはすぐにきえたから俺はいいなおすようにかれのなまえを呼んだ

『かせんくん、ん？かせんさん？かせんおにいさん…？』

どのよびかたがいいのだろう？かせんよびは俺が納得いかない

んむむと悩んでいたところで俺は思いついた

『かせんおかあさま！！！』

さっき主が"おかあさん"と呼んでいたし俺が呼べば「雅に育てる」といってくれたからおかあさまとよんでもおかしくはない！！

ふふん、と自信満々に言えば何故かまた笑いだした主にさらにしんけんなかおをし始めたかせんおかあさま

歌仙おかあさまは俺にてをのばしてきたが触れられる1歩手前、俺は宙に浮いた

「本科、歌仙はお母さんじゃない」

『？でも主がおかあさんといっていたじゃないか。俺がいってもおかしくないのでは？』

「違う、それは渾名みたいなものだ…」

『？？？？』

おさない頭では理解ができない

渾名がおかあさん？てことは主の親ではないのか？？？いやたしかにかせんおかあさまは男だが…

「いやいいさ、是非歌仙お母様と呼んでくれたまえ」

『ん！！』

ほら！！やっぱりおかあさまじゃないか！！と言うようにうつしくんに顔をむければ諦めたような表情をしためいきをつかれた

む、ほんかにむかってしつれいだな