300.夜明け ページ50
マレウス「随分と物分かりがいいな」
『慣れっこです』
ユウくんが信頼を置いている人に変わりはない
「ツノ太郎」の方が都合がいいならそれでいいんじゃなかろうか
と言うか「監督生」へのネタバレは世界感的に禁忌っぽいし
とりあえずは解決？
マレウス「娘」
『？』
マレウス「聞いていなかったな、名はなんと言うんだ？」
『ユウくんから聞いてないんです？』
マレウス「僕はお前の口から聞きたいんだ、
僕はマレウス・ドラコニア
さぁ、次はお前の番だ。僕に名を明かしてくれるな？」
『…A、です』
マレウス「A、…Aか
眠れずにいたら僕を呼ぶと良い、話し相手くらいにはなってやる」
『呼んだら来てくれるんです？』
マレウス「そうだ、不服か？」
『…
ならまたミルク用意しなきゃですねぇ』
マレウス「やはりおかしな娘だな、僕が何者かを知った上でその態度か」
『おかしいのは売り(?)みたいなとこあるんで。自分』
マレウス「…
おや、もう刻か」
彼の見つめる先を追うと暗闇の淵に少しだけ光が滲んでいる
もうそこに夜明けがやってきていた
気づけば星の光は薄れていて、澄んだ冷たい空気が心地良い
雲もいつの間にか形を表し隙間から覗く光は神秘的で何とも言えない美しい光景だ
(……キレー)
彼の姿は光景に勝るほどの優美さで思わずため息が出るほどだ
ここの人間の顔面偏差値の高さは嫌という程目にしてきたが、パーツはズレを知らず陶器のような肌にしても最早作品のよう
幾度女としての自信を失ったことだろう
それを考えることも今となってはなくなった
開き直って「私お前らの顔面で飯５杯はいけるわ」と独特の褒め言葉をかける始末だ
エースに「まぁ、お前もまぁまぁだよ。元気出せって〜」と雑な慰めを頂いたわけだが「やかましいわ」と即決で背負い投げたのは余談だ
マレウス「馳走になった、礼を言う」
『あ、はい』
カップを受け取ると綺麗に飲み干されている
お口にあって何よりだ
マレウス「A」
『？、は、
い……？』
呼ばれ見上げると視界が暗くなる
夜ではなく今度は光一つない真っ暗闇
目を閉じても開いても変わることなく、手で目を覆われたんだと理解した
両手はカップで塞がれていてどうすることもできない
『…マレウス、さ』
マレウス「また来る、
困ったら僕の名を呼ぶと良い。気が向けばお前の前に姿を表すだろう」
『？、また、て、い、…つ……？』
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ひめ(プロフ) - ア〜ツイステの最推しがユウくんになってまう…アッこのユウくんはあくまで二次創作だﾋｪ…って情緒が死んでますなんて罪な小説、、、 (2022年12月9日 0時) (
レス) @page17 id: 66ec0b2577 (このIDを非表示/違反報告)
おうお - はじめまして、、！以前から拝見させてもらっています。とっても好きな小説です！少し気になる事があるのですが、これはジェイド落ちですか？もし書いてあったらすみません、、 (2021年10月12日 13時) (レス) @page32 id: 7273c0d811 (このIDを非表示/違反報告)
renkon(プロフ) - こんにちは、！ツイステトリップの解釈が一致しすぎてて最高に分かりみが深い作品です…！人間関係の築き方とかが流石に独特でめちゃくちゃ面白いです！続き楽しみにしてます(^^) (2020年8月2日 16時) (レス) id: 01d823492e (このIDを非表示/違反報告)
。 - kiwaさん» わああああ嬉しいです…！！こちらこそ、どうか末永くよろしくお願いします！(プロポーズか？)これからも素敵な作品が読めるのを楽しみに待ってます(*´ω｀*) (2020年7月21日 8時) (レス) id: 496c317554 (このIDを非表示/違反報告)
kiwa(プロフ) - 。さん» コメントありがとうございます(●´▽`●)私なんかなんて仰らないでください！私自身私なんかの作品をこんなに応援してくださってと嬉しい気持ちでいっぱいです！言葉にしてくださって感謝しかありません！これからもよろしくお願いします^^ (2020年7月20日 0時) (レス) id: 5aec69db40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiwa | 作成日時：2020年6月10日 0時
