298.饗ハニーミルク ページ48
ー
『…こんばんは』
マレウス「…驚いたな、本当に来たのか」
『ユウくんに御用ですか？』
マレウス「あれは寝てるのだろう
よい、今日はお前に会いにきたんだ」
『…
それは、ビックリしました』
誰もいない、と言うか私達三人以外ゴーストしかいない寮で男性の低い声に呼びかけられた
ーおいで、おいでー
肩が跳ねた、だが周りを見ても誰の姿もない
ただのホラーである
窓の外を見るとやはりこちらを見ていて、こちらへ来いと言うように手招きをされた
気は進まなかったがユウくんと同じように物音を立てないよう部屋を出た
門までゆっくり少し警戒しつつ話しかけたが、彼は少し驚いて愉快げに笑った
声を聞いて確信した、部屋で声をかけて来たのはこの人だ
どうやら本当に私に用があって来たらしい
『あの、中入ります？ここ夜冷えますよ』
マレウス「構わない、…フフ、聞いていた通りの娘だな」
『？』
マレウス「いや。…そうだ、何か温かいものを持ってくるといい。夜は冷えるからな」
『…えー、と
少し待っててもらえるなら』
ー
『はい、どうぞ』
マレウス「？、これは？」
『蜂蜜入りのホットミルクです』
コーヒーカップを両手に再び寮から出てきた
温めた牛乳にスプーンで蜂蜜をすくってそのまま入れた簡単なもの
湯気と共に辺りには甘くて優しい香りが漂う
中に入らないと言うのでそれなら、とこちらが門の外に出る
ジャックのお下がりであるＴシャツは私にはオーバーサイズで袖も長さがあるがこの時間帯は流石に薄着だ
『あ、…マレウス、さん甘いの苦手でしたか？』
マレウス「そうじゃない、が。…いや、これを羽織るといい」
『？』
ブレザーを脱いで私に羽織らせると「折角の
ふわりと温もりのあるブレザーに「？」と考えた後、ようやく意味を理解した
『温かいものって上着のことでした？』
マレウス「そのつもりだったんだがな」
『…なんかすみません、お借りして』
マレウス「気にするな。人の子はすぐに体を壊す、お前に何かあればアレが悲しむからな」
彼の言うアレとは他でもないユウくんのこと何だろう
発言がスゲェ彼氏ヅラだなと思うのは私だけだろうか、否、きっと違う(食い気味)
ユウくんの彼氏ポジがとっとこテケテケツノ太郎
ここに来て推しがイケメンに擁護されていると言うめちゃくちゃに美味しい事実
そしてホットミルクが今日とて美味しい
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ひめ(プロフ) - ア〜ツイステの最推しがユウくんになってまう…アッこのユウくんはあくまで二次創作だﾋｪ…って情緒が死んでますなんて罪な小説、、、 (2022年12月9日 0時) (
レス) @page17 id: 66ec0b2577 (このIDを非表示/違反報告)
おうお - はじめまして、、！以前から拝見させてもらっています。とっても好きな小説です！少し気になる事があるのですが、これはジェイド落ちですか？もし書いてあったらすみません、、 (2021年10月12日 13時) (レス) @page32 id: 7273c0d811 (このIDを非表示/違反報告)
renkon(プロフ) - こんにちは、！ツイステトリップの解釈が一致しすぎてて最高に分かりみが深い作品です…！人間関係の築き方とかが流石に独特でめちゃくちゃ面白いです！続き楽しみにしてます(^^) (2020年8月2日 16時) (レス) id: 01d823492e (このIDを非表示/違反報告)
。 - kiwaさん» わああああ嬉しいです…！！こちらこそ、どうか末永くよろしくお願いします！(プロポーズか？)これからも素敵な作品が読めるのを楽しみに待ってます(*´ω｀*) (2020年7月21日 8時) (レス) id: 496c317554 (このIDを非表示/違反報告)
kiwa(プロフ) - 。さん» コメントありがとうございます(●´▽`●)私なんかなんて仰らないでください！私自身私なんかの作品をこんなに応援してくださってと嬉しい気持ちでいっぱいです！言葉にしてくださって感謝しかありません！これからもよろしくお願いします^^ (2020年7月20日 0時) (レス) id: 5aec69db40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiwa | 作成日時：2020年6月10日 0時
