286.お迎えに来た男の子 ページ36
そう言うとユウくんは立ち上がり、私をヒョイっと軽々持ち上げた
『……え？』
アズール「お疲れ様でした。あぁ、ユウさん、これも持ち帰っていただけますか、彼女の衣服です」
ユウ「はい、お世話になりました」
『え？…え？？』
ユウくんは顔色ひとつ変えることなく、アズールさんから紙袋を受け取ると部屋を出た
するとエントランスの方ではなくスタッフルームのすぐ横にあるドアから外に出る
従業員通路というやつだろうか
空はいつの間にか真っ暗で目線を落とすと自分の両膝が目の前にあり、両手は封筒を握りしめている
『…ユウくんに、お姫様抱っこされてる』
ユウ「はい？」
『…男の子だねぇ』
ようやく理解が追いついた
この華奢な体のどこにそんな力があると言うのだろうか
流石にもう腕の筋肉が悲鳴を上げるのではと様子を伺うが本人はケロっとした顔で平然としている
ユウ「なら、Aさんは女の子ですよ」
『…重くない？歩けるよ？』
ユウ「重くないです。それ、ちゃんと持っててくださいね」
『…はぁい』
ユウ「あと、スマホ。持つ習慣つけましょうね」
『…はぁーい』
ユウ「楽しかったですか？」
『ん？…うーん、うん。なんかスッキリした』
ユウ「なら良かった。
…ふふ。何か、王子様になったみたいな不思議な気分です、俺」
『血迷わないでユウくん、抱えてるの見た目だけだから
…あ、そうだ。今度ユウくんも何か着よう！ヴィルさん監修で！』
ユウ「え？ちょ、暴れないでっ。…あの、俺何着ても多分似合わないですよ？」
『そんなの私も今衣装に着られてメイクでどうにかなってるから！
寮でケーキでも焼いてグリムともお揃いで何かつけよっかぁ
パーティーも宴も寮特権じゃないし、楽しいことしたいよねぇ！』
なんなら今日もらったやつ使おう！と封筒を見せると、
ユウくんは目を丸くして、その次にくしゃっと笑った
ユウ「…あはは、元気ですね。Aさん」
『お姉さん今めっちゃやる気に満ちてる』
ユウ「んー…、じゃあ対価はフレンチトーストでどうですか？」
『！、作る！』
ユウ「あ、言っておきますけど女装はしませんよ」
『え？』
ユウ「…え？」
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ひめ(プロフ) - ア〜ツイステの最推しがユウくんになってまう…アッこのユウくんはあくまで二次創作だﾋｪ…って情緒が死んでますなんて罪な小説、、、 (2022年12月9日 0時) (
レス) @page17 id: 66ec0b2577 (このIDを非表示/違反報告)
おうお - はじめまして、、！以前から拝見させてもらっています。とっても好きな小説です！少し気になる事があるのですが、これはジェイド落ちですか？もし書いてあったらすみません、、 (2021年10月12日 13時) (レス) @page32 id: 7273c0d811 (このIDを非表示/違反報告)
renkon(プロフ) - こんにちは、！ツイステトリップの解釈が一致しすぎてて最高に分かりみが深い作品です…！人間関係の築き方とかが流石に独特でめちゃくちゃ面白いです！続き楽しみにしてます(^^) (2020年8月2日 16時) (レス) id: 01d823492e (このIDを非表示/違反報告)
。 - kiwaさん» わああああ嬉しいです…！！こちらこそ、どうか末永くよろしくお願いします！(プロポーズか？)これからも素敵な作品が読めるのを楽しみに待ってます(*´ω｀*) (2020年7月21日 8時) (レス) id: 496c317554 (このIDを非表示/違反報告)
kiwa(プロフ) - 。さん» コメントありがとうございます(●´▽`●)私なんかなんて仰らないでください！私自身私なんかの作品をこんなに応援してくださってと嬉しい気持ちでいっぱいです！言葉にしてくださって感謝しかありません！これからもよろしくお願いします^^ (2020年7月20日 0時) (レス) id: 5aec69db40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiwa | 作成日時：2020年6月10日 0時
