281.貴方は僕の特別になった ページ31
ー二度と使うことはできないー
耳に囁かれたその言葉に、私は数度瞬きを落としてから言葉の意味を考えた
私がここに来る前に持っていた知識は後半の「真実を喋らせる」だけ
一度だけ、二度目はできない
今の会話の流れでそれが意味するのは
(私にはもう、使えないってこと、だよね)
『……でも、私。ジェイドさんに魔法かけられたこと、ないです、よね？』
ジェイド「いいえ」
『…えっ、いつ』
嘘ですよね、と声をかけるが彼はもたれかかるばかりで何も答えない
『あの、私何か聞かれましたっけ』
ジェイド「あの夜、水槽で貴方に尋ねました。心当たりはありませんか？」
『…いやぁ、思い当たる節が』
よりによってこれまた随分と初期の方
聞かれたことには普通に答えた気がするし、そんな大それたことを話した記憶は生憎ない
正直水の底に引きずり込まれそうになったのがインパクトデカすぎてそれ以外記憶薄いのもあるが
記憶を辿ってはみても、意識がなくなった覚えもない
…え、待ってくれ。本当に一体何を聞いたんだ？そして私はなんて回答をした？？(困惑)
ジェイド「聞きましたよ、しっかりと
ウツボの僕が怖くないのかと、そう貴方にそう問いかけました」
『……え。それを聞くために、一度だけ、使っちゃったんですか？』
...いやいやいや、いや？
予想外であまりにも期待を裏切るような内容
思い出した、そんなことを会話の途中聞かれた気がする
そうだ、なんでそんなことを気にするんだろうと思ったことも覚えている
ただそれはあまりにも会話の中の一部で、言われるまでまさかそれに魔法を使っただなんて
…違うな。そうだ、あの時無意識に言葉が出たような、一瞬変な感覚になった
いや、やられてんな？
かけられたわ
知らぬ間に普通に魔法にかけられてることに今更気づいたわけですごく怖い
(いや、もう怖いとかおいといて、...なんでまたそんなことに使ったんだこの人)
ジェイド「人間の女性に本来の姿を見せたのは初めてでしたし、
今までの方は誰も僕が人魚であることに興味を示しませんでしたから」
『…はぁ』
ジェイド「それに僕たちの本来の姿は、貴方達の目から見て酷く歪でしょう？」
『…あの、前にも言いましたけど、私は人魚だから怖いとかー』
ｷﾞｭｯ
ジェイド「えぇ。貴方が僕を見て綺麗と言ったその時から、
貴方は僕の特別な
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ひめ(プロフ) - ア〜ツイステの最推しがユウくんになってまう…アッこのユウくんはあくまで二次創作だﾋｪ…って情緒が死んでますなんて罪な小説、、、 (2022年12月9日 0時) (
レス) @page17 id: 66ec0b2577 (このIDを非表示/違反報告)
おうお - はじめまして、、！以前から拝見させてもらっています。とっても好きな小説です！少し気になる事があるのですが、これはジェイド落ちですか？もし書いてあったらすみません、、 (2021年10月12日 13時) (レス) @page32 id: 7273c0d811 (このIDを非表示/違反報告)
renkon(プロフ) - こんにちは、！ツイステトリップの解釈が一致しすぎてて最高に分かりみが深い作品です…！人間関係の築き方とかが流石に独特でめちゃくちゃ面白いです！続き楽しみにしてます(^^) (2020年8月2日 16時) (レス) id: 01d823492e (このIDを非表示/違反報告)
。 - kiwaさん» わああああ嬉しいです…！！こちらこそ、どうか末永くよろしくお願いします！(プロポーズか？)これからも素敵な作品が読めるのを楽しみに待ってます(*´ω｀*) (2020年7月21日 8時) (レス) id: 496c317554 (このIDを非表示/違反報告)
kiwa(プロフ) - 。さん» コメントありがとうございます(●´▽`●)私なんかなんて仰らないでください！私自身私なんかの作品をこんなに応援してくださってと嬉しい気持ちでいっぱいです！言葉にしてくださって感謝しかありません！これからもよろしくお願いします^^ (2020年7月20日 0時) (レス) id: 5aec69db40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiwa | 作成日時：2020年6月10日 0時
