272.初歩的ヒアリング ページ22
『…切実にカメラが欲しいな』
本日ばかりは机の中に眠るあのスマホを持参しても良かったと後悔中である
ここはモストロ・ラウンジの例のバーカウンター
VIPルームに居ても退屈だと双子にお願いしたら、簡単に承諾してくれたので高さのある椅子に座りながら
賑わうホールを横目で見ていた
顔良、脚長、所作完璧
ジェイドさんの中身は置いておいて、ビジュアルは普通に賞賛ものだ
動きに無駄がなく次の動きを常に考えているのかフォローも完璧、どの役に回っても卒なくこなしている
正直自分にも視線は来るのだが最早慣れっこであるし
正直長身イケメンウェイターというゴリゴリのパワーワードを具現化した人物を目の前にそれどころではねぇ
どうしてこう容易くもSSRビジュアルはお目にかかれるのだろうこの世界
此方に来るのは別話だが、こう距離を置いて見ていると「黙っていたらイケメン」とは
こういう事なんだろうなと深く噛み締めているところだ
両手の指でL字を作り、彼をその枠の中に入れて構図を取る
(…んー、ちょっと遠い)
フロイド「なーに見てんのぉ？」
『フロイドさん』
その枠にばぁ、とフレームインしたのはフロイドさんだった
いや近いな距離感、と後ろに身を引くと片手にドリンクを乗せたトレンチを持っている
フロイド「あー、ジェイド？…なぁに、見とれちゃったんだ？」
『いやぁ、絵になるなと』
フロイド「じゃあオレは？」
『フロイドさんも素敵ですよ』
フロイド「アハ、ウケんねその顔♡
…あのさぁ、クマノミちゃん」
彼はバーの中に入ると、私の前にそのドリンクを置いた
グラスに入った飲み物は底から赤のグラデーションで炭酸がふつふつと上がってくる
ウェルカムドリンクだろうか
『？』
フロイド「レンアイって、楽し？」
『…えっと、
フロイドさんまさか私がジェイドさんに恋愛感情を抱いていると？』
フロイド「あ？ちげーよ、普通に聞いてんの。なに？オレのことバカにしてんの？」
『滅相もございません』
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ひめ(プロフ) - ア〜ツイステの最推しがユウくんになってまう…アッこのユウくんはあくまで二次創作だﾋｪ…って情緒が死んでますなんて罪な小説、、、 (2022年12月9日 0時) (
レス) @page17 id: 66ec0b2577 (このIDを非表示/違反報告)
おうお - はじめまして、、！以前から拝見させてもらっています。とっても好きな小説です！少し気になる事があるのですが、これはジェイド落ちですか？もし書いてあったらすみません、、 (2021年10月12日 13時) (レス) @page32 id: 7273c0d811 (このIDを非表示/違反報告)
renkon(プロフ) - こんにちは、！ツイステトリップの解釈が一致しすぎてて最高に分かりみが深い作品です…！人間関係の築き方とかが流石に独特でめちゃくちゃ面白いです！続き楽しみにしてます(^^) (2020年8月2日 16時) (レス) id: 01d823492e (このIDを非表示/違反報告)
。 - kiwaさん» わああああ嬉しいです…！！こちらこそ、どうか末永くよろしくお願いします！(プロポーズか？)これからも素敵な作品が読めるのを楽しみに待ってます(*´ω｀*) (2020年7月21日 8時) (レス) id: 496c317554 (このIDを非表示/違反報告)
kiwa(プロフ) - 。さん» コメントありがとうございます(●´▽`●)私なんかなんて仰らないでください！私自身私なんかの作品をこんなに応援してくださってと嬉しい気持ちでいっぱいです！言葉にしてくださって感謝しかありません！これからもよろしくお願いします^^ (2020年7月20日 0時) (レス) id: 5aec69db40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiwa | 作成日時：2020年6月10日 0時
