253.王子に魔法にかけられて ページ3
『…？、…どこにです？』
リドル「勿論
『なんでもない日のパーティー』
に決まってるだろう
その茶葉がなければ始まらないし
それに、寮長の僕が約束の時間に着席していないなんてあってはならない
…けれど、些かその服装はお茶会にふさわしいとは言えないね」
彼はそう言うと手に持つ杖を軽く振るった
『…
え？』
一度瞬きをすると、次の瞬間に華美な踊り子の服装は姿もなく
いつの間にか足元まで布地が広がっていたのだ
布は深紅からトランプの赤に代わり、前で開かれている間からは黒と白のレースがつま先にかかるほどまでこれでもかと言うほどふんだんにあしらわれている
次に自分の手を交互に見やると先ほどまでは金の腕輪などで飾られていたのに対して
肘にかかるほどまでの袖に、甘いレースを重ねた袖口に金の刺繍
手から足まで余すことなく自分の姿を捉えるが、これは紛れもなくドレスだ
リドル「最後に仕上げだね、軽く瞼を閉じて」
『は、はい…？』
なんだ、何がなんなんだ
混乱の末に言われるがままに目を閉じると両方の目尻を軽く撫でられる
リドル「うん、これで完成だ。目をお開け」
『……
すごい、です』
リドル「当然だね、この僕の魔法なのだから」
手で仕上げられたのは赤いシャドウだ、
目のラインに沿うように自ら化粧を施してくれた
そしてこれはカリムさんと同じ類の魔法なんだろうか
系統は全く違うが細かい刺繍に、手の込んだデザイン
コルセットのような黒いリボンがこれまた形を引き締めている
こんなにも見目のいい赤いドレスと言うのも珍しいのではないだろうか
色自体は派手に映るが、煩わしさはなく洗礼された気品のある赤だ
…
待てよ？
『…
なんでもない日の、ぱーてぃ？』
リドル「足元に気をつけて
僕の手を取ったのだから、遅れないようについておいで」
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ひめ(プロフ) - ア〜ツイステの最推しがユウくんになってまう…アッこのユウくんはあくまで二次創作だﾋｪ…って情緒が死んでますなんて罪な小説、、、 (2022年12月9日 0時) (
レス) @page17 id: 66ec0b2577 (このIDを非表示/違反報告)
おうお - はじめまして、、！以前から拝見させてもらっています。とっても好きな小説です！少し気になる事があるのですが、これはジェイド落ちですか？もし書いてあったらすみません、、 (2021年10月12日 13時) (レス) @page32 id: 7273c0d811 (このIDを非表示/違反報告)
renkon(プロフ) - こんにちは、！ツイステトリップの解釈が一致しすぎてて最高に分かりみが深い作品です…！人間関係の築き方とかが流石に独特でめちゃくちゃ面白いです！続き楽しみにしてます(^^) (2020年8月2日 16時) (レス) id: 01d823492e (このIDを非表示/違反報告)
。 - kiwaさん» わああああ嬉しいです…！！こちらこそ、どうか末永くよろしくお願いします！(プロポーズか？)これからも素敵な作品が読めるのを楽しみに待ってます(*´ω｀*) (2020年7月21日 8時) (レス) id: 496c317554 (このIDを非表示/違反報告)
kiwa(プロフ) - 。さん» コメントありがとうございます(●´▽`●)私なんかなんて仰らないでください！私自身私なんかの作品をこんなに応援してくださってと嬉しい気持ちでいっぱいです！言葉にしてくださって感謝しかありません！これからもよろしくお願いします^^ (2020年7月20日 0時) (レス) id: 5aec69db40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiwa | 作成日時：2020年6月10日 0時
