46.堪能ウルフテール ページ46
ジャック「あぁ、言いそびれたが、お前匂いには気をつけろよ」
『…一応最低限マナーは守ってるつもりです』
ジャック「そう言うことじゃねぇよ。言っただろ、俺らは匂いに敏感なんだ
俺じゃなくてもさっきみたいにお前の跡をつけられるってことは
さっきの逆恨みで待ち伏せされる可能性だって出てくる」
『闇討ちか?』
おっかねぇコトこの上ねぇ
脳筋ストリートファイターと対峙して勝てる気はしていない
ジャック「お前自身の匂いもあるけどな、雌特有の匂いが俺らの中だと際立つって言うか」
『…んー?』
ジャック「何してんだ」
『…いやぁ、どんなんだろて。分かるわけないか、全く分からん』
肌に鼻を擦り合わせているがその特有の匂いとやらは分かるわけもなく
いいところ髪からシャンプーの匂いがするくらいが限界
(…いや、まぁ。臭くねぇならなんでもいいけど)
スンッ
『ん?』
ジャック「甘い、花みてぇな……子供の匂いにも、近いか…?」
『…』
キョトンとしてしまう
首元に鼻を近づけられているがあまりにも唐突でびっくりした
…サバナクローはこれがコミュニケーションなのかな
…彼らのパーソナルスペースとは、
郷に入っては郷に従え?
いやまぁ、ジャックに対して嫌悪感はないのだけど
(…あ)
ジャック「!……悪ぃ、余計なことしたな
…おい」
『いいねぇ、ふわふわ』
無防備な尻尾はふわふわで手が埋もれるほどの長毛、想像以上の極上の触り心地
今日一癒されている自分がいます
なんなんですかこれは、魔性じゃないですかお兄さん
ジャック「…ったく
気が済んだら離せよ」
『…はぁーい』
…なんだ、てっきりやめろって怒られるかと思った
(…ジャッククンは優しいと言うか、結局は譲歩してくれるなぁ)
まぁ、気が済む気は今の所しないから区切りを見つける気はないんだけど
『…ところで、尻尾を触ることってー
獣人属の間ではセクハラに当たったりします、か?』
ジャック「セク…?何にもねぇよ、それがなんだ」
『いや、特に、ナニモ』
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Blue purple(プロフ) - あかん...「ほれ、ふみふみして」が好きすぎてずっとループしちゃう... (2020年11月21日 22時) (レス) id: a9b70a7a10 (このIDを非表示/違反報告)
ラララライ - ルナさん» 2ページ目ですよ (2020年9月3日 4時) (レス) id: 9e3e4ab7e5 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 音楽室って何ページ目ですか?(あん〇タ絶賛どハマり中&重症) (2020年8月18日 19時) (レス) id: 449f884b9a (このIDを非表示/違反報告)
flyaway_sana(プロフ) - あん○タがあるっ、、、だと! (2020年8月18日 19時) (レス) id: 0b6a33f5f7 (このIDを非表示/違反報告)
仁兎 - 音楽室…あんスタですよね(笑) (2020年7月14日 18時) (レス) id: 01ef15654f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kiwa | 作成日時:2020年4月30日 1時