215.鏡に映るのは ページ15
チェカ「おねぇたん?」
『うぅん、ちょっとご祈祷してただけだから大丈夫だよぉ。チェカくんは遊びに来たのかな』
チェカ「うん!お泊りするんだぁ!」
レオナ「……チッ」
『...そっかぁ』
こちらとあちらで随分と温度差があるなぁ
心なしか食事をとっているライオンの周囲だけ空気が重そうだ
まぁ、疲弊してるおかげで絡まれずに済みそうだからありがとう天使チェカエル
ラギー「チェカくんもご飯あるっスよー、でアンタはこっち」
『?』
こっち、と腕を引かれて、バルコニーに連れていかれるとラギーさんは同時に持ってきた椅子に私を座らせた
ラギー「ちゃっちゃと切っちゃうッスよ」
『はぁい』
どうやらここで髪を整えてくれるらしい
髪を手櫛で引かれる感覚と、二つの刃物が擦れ合う音
外からの涼しい風が頰の上の滑る様に流れる
(…気持ちー)
ラギー「こんなもんでどうスか?」
『え、はや』
ラギー「長いところ切って軽く整えただけッスよ」
『スペック高。ありがとうございます』
ラギー「はい、てことでチェカくん寝るまで遊んであげてね」
『...まぁ、それなら喜んで』
自分は他に仕事があって手が回らないので代わりに遊んでやってくれ、ということらしい
椅子を元の場所に戻そうと運んでいるときに部屋の姿鏡に映る自分に目が止まった
(…これはまた、随分と)
腰まであったものが突然鎖骨になると雰囲気も変わるものだ
どうりで頭が軽いわけだな
こんなに短いのはいつぶりだろう
...あれ、そういやなんで髪伸ばしてたんだっけ
(…なんとなく?…いやでも、ここにくる前も)
『……あ』
(……あぁ)
そっか、
忘れてた
ボフッ
チェカ「おねぇたん遊ぼ!!」
『…うんっ、何がしたい?』
レオナ「…」
ラギー「じゃあオレこれ片してくるんで、チェカくん見といてあげてくださいね〜」
レオナ「…あぁ」
2163人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カレン(プロフ) - ちょくちょくあん◯タ出てきてて嬉しい!夢主の性格大好きです、 (2021年8月31日 13時) (レス) id: 7ff36be6c7 (このIDを非表示/違反報告)
kiwa(プロフ) - ちなみさん» いつまでも第三者観念が抜けない子なので誰か爆弾落とせよって思ってます(※作者)またまた次もいっちゃいます! (2020年6月10日 0時) (レス) id: 5aec69db40 (このIDを非表示/違反報告)
ちなみ - がんばれ、エースお前は正常だ。跳ねて走ってる夢主がおかしいんだよ。(ジェイドパイセンが自ら水被ってんのにその真意(?)に気づかない女だから) 追伸 ラギーパイセンにもいつかスポットライトを当ててください。全裸待機してます← (2020年6月9日 22時) (レス) id: 318f1a5b3c (このIDを非表示/違反報告)
kiwa(プロフ) - AILEさん» この前はジャミルのキャラが掴めておらずカリムのみだったのですが4を超えた今怖いものは何もありません!!スカラビアの2人、夢主が振りまわすのかされるのか。どちらも美味しそう← (2020年6月9日 21時) (レス) id: 5aec69db40 (このIDを非表示/違反報告)
kiwa(プロフ) - コーラさん» ジェイド書く傍らフロイドならこうかなぁとインスピは大分きております!双子は本当に夢があるのでまた長々してしまいそうです^^; (2020年6月9日 21時) (レス) id: 5aec69db40 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kiwa | 作成日時:2020年5月28日 14時