【ツイステ】おいだせ、おんぼろ寮(仮)

160.求愛ごっこ ページ10

ジェイド「僕が怖くないと？」


『？、はい。彼女(仮)でも何だかんだ優しくしてもらいましたし
それに案外普通の人...ではないか、でも

こういうことなかったら知ることもなかったから

なんか、私も特しちゃったーみたいな？』


ジェイド「…それは何よりです、僕もいい経験になりました」

『ほとんど反応見て面白がってましたけどね
ストーカーも解決しましたし恋人ごっこは今日で終わりでもいいですよ？』

ジェイド「契約期間は一週間でしょう？」

『…あぁ、ハイ。そっスよね、なんとなくわかってましたけど』

おもちゃは逃がさねぇぞってか。
もう無駄がわかってるのと抵抗する元気もないが


(まぁ、愉快な一週間であった)


こんなことを言ってもラストワンデイは消えはしないが
エンディングとか流してくれるのかな



ジェイド「Aさん」


『？、はぁーい…？』



振り返って見上げると、彼はゆっくり口を開いた

食事時も気が立つと見られるのを嫌がっていたのに
なぜか今は私が振り返るのを待っていたように目を合わせてから
薄い唇の向こうには鋭く尖った歯が数本見えた






(……くち、が…？




あ)





ﾊﾟｼ




『そういうことは、しちゃダメって言いました』


ジェイド「…おや、なにかご存知だったんですが？」


『いや、まぁ…知識程度にですけど』


本当かどうかは知らないけど、○witterと○ixivで五億回くらい見た定番ネタではなかろうか
ウツボの求愛として「口を開ける」などがあった気がする

私は背伸びをして咄嗟に口を塞いだ

この魚知識を問う奴はやめてほしい
私がヲタクをしていなければ「？？」が頭をめぐる状況だぞ
もうパターン化してきて慣れてきてるけど

疲れてるのでこういうジョークも今は勘弁してくれお兄さん
つーかこの期に及んでまだからかってくるのかアンタも


『もー…そういう冗談はいいですから
私今日ぶっ倒れてるんですよ、労ってください

恋人ごっこでもタチ悪いですよ』


ジェイド「…大変失礼致しました」



『はいはい。...あ、じゃあここで


勉強、また教えてくださいね。おやすみなさい』




ジェイド「ゆっくりお休みになって下さい

では、明日の夜、心よりお待ちしております」




_６日目、終了_

ー


帰った後、怒られること覚悟で説明をしたところ
お疲れ様でしたとユウくんに頭を撫でられhpは回復したように思えたが

後に死ぬほど頭痛に襲われ体調が悪くなったヲタクは学校を休んで半日寝込んだ

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