後輩に懐かれて困ってます。３【漆黒】

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………はっ！！！
寝てしまった！！


唐突に眠りから覚めて
バッと突っ伏してたテーブルから起き上がる


緊張してたから
変に酔い回って寝ちゃったよ、最悪
スマホを確認すると最後の記憶からは
1時間ほど経ってるけど
相変わらず永瀬くんからの連絡はない。



「はぁ…やっぱ来てくんないのかな…」



もうそろそろ良い時間帯
この時間に来てなければ
きっともう来ることはないだろう



もう一度テーブルに突っ伏して
大きな大きな溜息吐くとじわっと目の奥が熱くなる



泣かない泣かない泣かない


呪文のように言い聞かせても
目を閉じれば溢れて来そう



─ガラッ


そんな時音を立てて開いた個室のドア
テーブルに乗せられた顔はドアの方向いてたから
目線の先に細い脚だけが見える



誰か確認しようとそのままの体勢で
目線で体をなぞりながら上に行くと永瀬くんで
うわぁー！！なんて可愛くない声出しながら
体が後ろにすっ転ぶ



廉「あ、やっと起きた？いつまで寝とんのかと思ったわ」



どうやら今来た様子ではない
当たり前のようにシレッと私の前に座って
私が頼んだ覚えのないウーロン茶を1口啜る。


「あ、あの…いつから居たの？」



廉「30分くらい前。起こしたのに起きへんから待っとったわ」



「ごめん！！ほんっとごめん！呼んどいて寝てるとかありえないよね私！！」



すっ転んでた体を急いで起こして
今度はテーブルに顔が着きそうな程謝る。



廉「寝るんやったら飲まんかったらええのに」



「ごもっともです」

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