ゲーム実況者にしようとするのやめてください！！2【ゲーム実況者】

26 ページ26

Aside




「キヨてめえ、変なデマ流すなよ！みんな混乱してるだろうが！」




こーちゃんと飲みに行ってから3日が経った。
キヨとかいう邪魔なやつがいて楽しめなかったけど……。

まあ、そんなことはどうでもいい。


キヨとかいう馬鹿、なぜか私が最俺入る宣言しました。死ね。


フォロワーさんが混乱してるんだっつのまじやめろ！？！
キヨのリアコ兼私アンチが沸いてるんだよ！！！！



とまあ、そんなこと言われたから今わざわざ電話してるんですけどね。




「デマって？え、入らないの？」

「入るわけないだろうが。お前がいなかったら入る」

「えー……入んないの」




キヨってやっぱり普段はテンション低いんだよねえ。


お風呂上がりのビールを飲みながらキヨの話に耳を傾ける。
明日も仕事かあ。そう考えると明日が嫌になる。夜よ明けないで……。

あ、そうそう。わくわくバンド。
実はすっかりハマってしまったんだよねえ。実は。


せらみかるくんがわくバンメンバーだってこと聞いて、ああそうなんだみたいな。


熱出たときにちらっとだけ見たことはあったんだけど。
相変わらずせらみかるくんはかわいいし、あのグラサンの人最俺の人だよね。

個人的にはヒラノ課長が好きだし、推してます！




「じゃあさ、一緒にゲーム実況しよう。最俺と」

「ん……、でもなあ。こーちゃんとかヒラは知ってるけど」

「フジを知らない？」

「うん、まあ」




ああそうそう、フジ。
わくわくバンド好きだし、動画は見たことあるけど。

私結構コミュ障だし人見知りだから、嫌なんだよなあ……。
あっ、フジが良い人だってことは百も承知だよ！！




「フジ良い奴だよ」

「それはわくわく荘で予習済みだけど！」

「わくわくバンド好きなの？」

「もちろん！」




ふうん、とキヨは呟く。


それにしてもキヨとこんなに話すようになるなんて誰が思っただろう。
夜こんな電話するなんてなあ。あの日までは思わなかったな。

キヨが謝ってくるだなんて、これっぽっちも思ってなかったし。




「ま、いいや。じゃあ今週の土日暇？」

「暇……日曜日なら」

「じゃあその日空けといて。10時に迎えに行くから」

「え？」







￣￣
いい感じに物語が進んでいってますねぇ。
この調子で他の実況者と関わらせていこう。

27→←25

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す