ゲーム実況者にしようとするのやめてください！！2【ゲーム実況者】

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こーすけside




キヨは頭を下げたまま続ける。




「Aが俺のこと嫌ってるのは知ってる」

「こんなの都合よすぎるってわかってるけど、……仲良くしたい」




Aの吐息が聞こえる。

俺が驚いているみたいに、Aも驚いているのだ。


あのキヨが頭を下げ、謝ったのだ。



俺は黙っていた。Aも何も言わない。

その間キヨはずっと頭を下げ続けていた。




「……仲良くしたいって」




やっとAが口を開く。




「LINE無理やり交換しといて、Twitterまでフォローさせて今更なに言ってんの？」

「……ごめん。そうでもしないと無理かもって思ったから」




キヨはまだ顔を上げない。

俺の背中からひょこっと出てきたAは立ち上がると、キヨの前に立った。


そしてキヨの頭をわしゃわしゃと乱暴に撫でた。

「へ？」というキヨの間抜けな声。




「ばーか。ばーかばーかばーか！！」




そして、小学生のほうがま語彙力あるんじゃ……という暴言を吐く。

今時の小学生のほうがもっとましな暴言を吐くだろう。


なんだよ、ばーかばーかって。



おかしくて、俺はついぶっと噴き出す。

俺につられてキヨも大笑いする。Aだけが真剣だった。




「絶対キヨなんかと仲良くしないから」

「じゃあゲーム実況者なってよ。俺とコラボしよ」

「話聞いてた？」




Aは面倒くさそうにため息をついて俺の横に座る。




「はー、なんか腹減った！こーちゃんなんか頼もう！」

「ん、お、おう！ほれメニュー」




笑顔で立ち尽くすキヨのほうを振り返ってAはべっと舌を出す。

キヨの笑顔が増す。Aも笑っている。




「キヨの奢りだかんな」

「……橋本かーんな？」

「死んでしまえ」







￣￣
呪術の小説書きたいんだけど、まずはこれ完成させないとなあ。

でもまだまだ続きそうだしなあ……なんとかして早く終える方法ないかなあ(クズ)

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