ゲーム実況者にしようとするのやめてください！！【ゲーム実況者】

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Aside




「うおあああ！なにこの本格的なやつ！」




あれから少しショッピングして、ヒラの家にやってきた。

そしたらなんか本格的なパソコンとかカメラとかマイクとか…。


ヒラってプロだったんだ。なんかすご。




「Aがユーチューバーやるなら手伝ってあげるけど」

「ありがとう！ヒラまじ結婚しよう」

「はいはい」




軽くプロポーズをスルーされ、ヒラはカメラをセットする。

セットした場所は緑のでかいソファのところ。す、すげえ。




「え、ほんとに今撮るの？」

「撮るけど？あ、編集はAが自分でやるんだよ」




じゃ、始めるよーと言うヒラの肩をがしっと掴む。




「え、私このまま？」

「うん…えっ？」

「いや顔出しすんの？無理なんだけど。無理なんだけど！」




ヒラははいはいと部屋の奥へ消えていく。


なんか、馬のマスクとか持ってきてくれないかな。

顔全部隠れるタイプのやつ。


あ、まあ百歩譲ってプロレスラーのマスクでもいいな。

少し目出るくらいならまあ、許容範囲？




「はい」

「わー、ヒラありがとうー…」




ヒラが持ってきたのはサングラスとマスク。

いや…え？




「ただの不審者じゃ…」

「うん。いいんじゃない、顔隠れるし。はい始めるよ」

「う、ええ！？わ、わかったってば」




私はいそいでサングラスとマスクをつける。

よかった。服が黒だったら本物の不審者じゃないか。


ヒラはカメラの奥に立ち、固まっている。

私は首を傾げる。




「もう始まってるよ？」




ヒラが目をじとおっと細める。




「え、えーとAです！？」




あ、声裏返った。

そんな私を見てヒラは声を殺して大爆笑する。


なんでキヨAって本名晒しやがったんだよ…。

もっと別の名前で呼べよ。




「えーと、キヨに脅迫されたのでユーチューバーになりました…はい」




え、私どこ見ればいいかわかんないんだけど。

カメラ見てればいいの？ユーチューバー難しいんですが。




「え…ヒラ、もうやめていい？」

「もう終わるの？あ、じゃあ最後にピカチュウの物真似でもしなよ」

「なんでピカチュウ！？じゃあピカチュウしまーす」




咳払いをしてから、息を吸う。




「ピカピカっ！ピカピカピーカあ！」

「……似てないね」

「殺すぞ」









￣￣
P-Pが可愛すぎる件について！！！！

ほんと可愛すぎる…P-Pにはどこでお金を払えるんですか？

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