ゲーム実況者にしようとするのやめてください！！【ゲーム実況者】

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Aside




栗色の三つ編み。青いニット帽。

少し濃い目のメイクに、どでかい丸眼鏡。




「で、できました……」

「うぉああああああああ！！！！！」




みかるちゃんのコスプレをして、みんなの前に行く。



コミケでコスプレをするのは全然大丈夫だけどさあ……。

やっぱり推しの前でのコスプレはキツい！！！恥ずい！！！


こんな良い歳のババアが！！

こんなかわいいらしいせらみかるくんのコスプレを！！！




「Aちゃん、すごい似合うね！？」

「お世辞でも嬉しいよ、せらみかるくん！！」

「Aさん超かわいいっすね……」

「と、とわこ！？やめて恥ずかしいすき！！」

「みかるのときと違って殺意が湧かない……」

「ふぁんきぃさぁん……！！！」




やばいめちゃくちゃに褒められる。

久しぶりにこんな可愛いを連呼された気がする……。嬉しい。




「それじゃあ撮ろうか、Aちゃん！」

「う、うん！」




私が着替えてる間にカメラのセッティングは終わらせたらしい。




「それじゃあ、早速撮ろうか。はい、どうぞー」

「……えっ！？もう始まったんですか！？」

「始まってるよー」




くすくすと笑うせらみかるくん。

カメラ側から戻ってきて、私の隣に腰掛ける。




「なんでみんなそんなに緊張してるのー？」

「かわいいAさんがいるからですかね？」

「とわこやめてください、炎上する！！！」




とわこはきょとんと首を傾げる。

え、無自覚？勘弁して？




「えー、そういうわけで今人気のAちゃんでーす」

「はっ、はいAです、さようならー！！」

「ちょぉっAちゃん！？」




そんなこんなで、約10分。




「終わったねー！楽しかった！」

「それはたぶんせらみかるくんだけだよ……」

「そうですね。僕は全く楽しくなかったんで」

「そう？俺は楽しかったですけどね」




せらみかるくんはぐーっと体を伸ばす。




「それじゃあ、夜ご飯でも食べに行こうか！」

「っ行く！！！」

「Aさんが行くなら僕も」

「せらみかるの奢りなら俺も」

「ちょっととわこ！？！」









￣￣
会話分多くて草

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