ゲーム実況者にしようとするのやめてください！！【ゲーム実況者】

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Aside




コラボ、って。

そりゃあまあ一応YouTuber的なものはしてるけど。




「えっと……」

「あっ、いや！！」




せらみかるくんはぶんぶんと首を横に振る。




「その無理はしなくても良いからね！！」

「は、はあ……」

「せっかくとわこもふぁんきぃもいるからどうかなって思っただけで」




うーん、そう言われると断りにくいなあ。

さすがあざとさの天才せらみかるくん。




……かといって、オッケーするわけもないんだけど。


実写動画撮ったのはキヨに脅されたからなわけで。

自分がしたかったわけじゃないし、正直したくない。

とわこと繋がったぞおお！っていうのは形として残したいけど……。




「Aさん」

「とわこ、さん？」




とわこはぎゅうっと私の手を握る。




「Aさんって今結構人気やないですか」

「いや、そういうわけじゃないですけど」

「ぜひ、人気者と一緒にコラボしたいんですけど」




ダメですかね？と首を傾げるとわこ。

それは手を握られてHPがどちゃくそ減った私への快心の一撃。


推しにこんなこと言われて……言われて……。




「………ゃります………」

「えええっ！？Aちゃん、ほんとにいいの！？」




断れるわけないだろ！！！！！！！！

もうぜひやらせていただきます！！！！！！！！！




「Aさん無理しないでくださいね」

「ふぁんきぃさん……！！大丈夫です。完璧です」

「よだれ垂れてますけどほんとに大丈夫です？」




ふぁんきぃさんも優しさの塊すぎる。

やっぱ良い人には良い人が集まるんだなあ。類は友を的な。




「あ、でも顔を隠すものとかないかなあ……？」

「それはもちろん！……あ」




せらみかるくんはぱあっと顔を輝かせる。




「Aちゃんコスプレしてるじゃん！」

「えっ、まあちょっとは……？」

「今うちに僕が女装した時の服があるんだけどさ！！」




あ、なんか嫌な予感。




「コスプレしないっ！？」

「いやいやいやさすがにそれは……っ」

「Aさんコスプレせえへんのですか？」

「とわこの純粋な目ぇ！！すき！！！する！！！！」

「Aさん無理しない方がいいですよ？」

「ああもうふぁんきぃさんちゅき！！！！」









￣￣
もう36話目という奇跡。

これはまさかの続編いっちゃう……！？！


今フジのBEYOND一から見てる。

あいっかわらずフジはかわええのお。心が癒される。

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