ゲーム実況者にしようとするのやめてください！！【ゲーム実況者】

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せらみかるside




「とわこ、久しぶりー」

「ああ、せらさんお久しぶりです」




チャイムを押すと、私服姿のとわこが出てきた。



ワンチャンパジャマ姿のとわこが見れるかな？って思ったけど。

とわこはちゃーんと着替えるもんね。


ちょっとショック。




「せらさん？」

「あー、うんお邪魔しまーす」




おお、とわこの家こんな感じなんだあ。

引っ越してから一回も家行ってなかったからなんか新鮮。




なんていうか、生活感のない家。

フィギュアとかゲーム機はもちろんあるけど。


でもほんとに住んでるの？ってくらい綺麗。

服もお菓子のゴミも散らかってない。




僕が来るからわざわざ片付けたっていうのもあるのかな。

それとも引っ越したばっかりだから？




「……せらさん、じろじろ見られると照れるんですけど」

「ごめんごめん、すごく綺麗だから」

「はあ、まあ引っ越したばっかりですし」




とわこはそう言ってお茶を用意する。

友達来るだけでお茶出す人なんかいるんだ……すごい。




「あ、とわこ、これお菓子」

「ありがとうございます。気にしなくてもよかったですけど」

「そう？」




僕を見てとわこはきっと目を細める。




「……なんか企んでますよね」

「ぎくうっ」




びっくりしすぎて口で言っちゃったよ。

それにしてもとわこ鋭いなあ。




「まあそんなとこ」

「じゃなきゃわざわざ家来ませんもんね」

「そういうんじゃないよ〜！ふつうに来るもん！」

「はあ、まあいいですけど」




絶対信じてない！！！

どうしよう、お願い事叶えてもらえるかな……？


お先真っ暗だよおどうしよお。

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