ゲーム実況者にしようとするのやめてください！！【ゲーム実況者】

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キヨside




「くっっっっそ重い」




Aをベッドにぶん投げて休憩中。


食欲はないらしいけど朝からなんも食ってないって言ってたから。

なんか作ってやろうと思ったんだけどさあ。




こいつ部屋汚くね？




食器は散らかってるし、服もそのまんま。

こんなガサツだったっけ？それとも昨日から具合悪かったのか？



まあどっちにしろ今の状態じゃ片付けできないだろうし。

しょうがねえなあ、やってやるか。


その前にAに食べるもん作ってやんないと。




っていっても俺も料理できないんだけどな。

冷蔵庫の中には……わ、すっげえ量のビール。見なきゃよかった。


あ、オレンジとりんごあるわ。

こいつフルーツ昔から好きだったっけ。皮剥いてやるか。




「A」




りんごとオレンジの皮を剥いて、Aの部屋にやってきた。

こんこん、とドアを叩くも返事がない。




「入るからなー」




ドアを開けて、寝室に入る。



Aは反対側を向いて、イヤホンをしていた。

それなら聞こえるはずないか。


ていうかYouTubeは見れるんだな。

なに見てんだろ。




俺は興味本位でそっと後ろからスマホを覗く。




「……は？」




そこにいたのは、フジ。

いや正確に言えばわくわくバンドなんだけど、フジ。




「ん……あれキヨ！？」




Aはくるりと振り向く。




「お前……フジ好きなの……？」

「え、まあ好きちゃ好きだけど」

「好き……なの……？」




え、うそうそうそうそ。こいつフジ好きなの？

ていうかフジ知ってたの？わくわくバンド知ってたの？




「え、ちょっキヨ？生きてる？」

「死にたい」

「なんで！？」




起き上がったAにフルーツをわたして、俺は部屋を出る。



裏切られた！！！もうまじショック！！！

もう無理。生きていけない。部屋片付けてやる。




つうか、フジ知ってたのか……。

ん？っていうことは最俺コラボも近い……！？！


え、まってやべえええええすき！！！！




キヨAがフジ知ってた

キヨわくわくバンドも知ってた!!!




「もう無理。幸せすぎて無理。皿洗いする」







おまけ


「そういえばキヨにすっぴんとパジャマ姿見られた……！？」









￣￣
だんだんキヨがヲタクみたいになってきてる。
なんとかしなければ……。

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