【ゲーム実況者】愛を吐き出して【短編集】

変革せよ。変革を迫られる前に／towaco＆あろまほっと／猫助　リクエスト ページ32

えおえおと並んで座ると、あろまは近くの店員に生ビールを頼んだ。




「で、なに話してたの？」




変革せよ。変革を迫られる前に




頬杖をつきあろまは早速聞いてくる。


俺は気まずくてついあろまから目をそらす。

なんで俺らの居場所を知っているのだろうか。この居酒屋を指定したのは俺だ。
えおえおがきっくんやらに言ってそこから聞いたとか、そんな感じだろうか。




「なんで俺が来た瞬間黙るわけぇ？なんか悲しいわー」




運ばれてきたビールを美味しそうに飲んで、楽しそうに言う。




「……あろまってとわこ、さんと仲良かったっけ」

「えー？まあ仲悪いわけじゃないからなあ。ね、とわこ」

「ま、まあ」




あろまにじっと見つめられて、またしても目をそらしてしまう。

Aがあろまにフラれて、俺と付き合って、それでばったり会うだなんて。
どう考えてもタイミングが良すぎる。と、思う。


正直、MSSPと関わる機会はこれっぽっちもない。


FB777とえおえおの連絡先は持っているけど、という程度。
だからあろまと話したのなんかもう何年振りだ。仲の良し悪しという問題じゃない。




「ていうか、なんでここにいんの」

「なに、えおえお今日冷たくない？」




別に、とえおえおは俺と目を合わせる。




「そうだ。あろま、好きな人とはどうなったの？」




あろまとしっかり目を合わせ、えおえおが言う。
俺に気を遣ってくれたのだろうが、よく聞けたなあと感心する。

あろまの顔からすっと笑みが消えた。
が、またすぐにあろまの口角は上がる。そしてえおえおと肩を組んだ。


俺の知る限り、あろまはこういうことをする人間ではない。

酔っているのか。それともわざとこういう態度をとっているのか。




「告白したの？わざわざ彼女ふったんだし」




うわあ、どんどん迫っていくな。




「あ、とわこさん。こいつ、かわいい彼女いたのにふったんですよ」




と、わざとらしく言ってくる。
隣のあろまに視線を移すと、あろまはそっぽを向きながらビールを飲んでいた。




「そうなんだけどさあ、なんか違ったんだよね」

「……なにが？」

「Aと別れてAの大切さに気付いたというか」




はっとしてあろまを見る。えおえおも驚いていた。
あろまはこちらを見るなり、にやっと怪しく笑う。




「俺、やっぱりAが好きなんだよ」




ジャック・ウェルチ






￣￣
今日はたくさん実況見ました。
ガレキ牛の動画って、キヨの年下感が溢れ出ていいですよね。

リクエストありがとうございます！！！！

とにかく、毎日が新しい日なんだ／牛沢＆ガッチマン／幻奏音芽　リクエスト→←幸せになりたいのなら、なりなさい／湯毛＆ヒラノ課長／椿　リクエスト

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