愛が死ぬのは、愛の成長が止まる、その瞬間である／P-P ページ19
「好き、嫌い、好き、嫌い」
一枚ずつゆっくり花弁を剥がしていく。
「嫌い、嫌い、好き」
愛が死ぬのは、愛の成長が止まる、その瞬間である
酷く苦い音が家中に響いた。
時空が一瞬だけ歪んだあと、私は床に座り込んでいた。
P-Pの冷たい笑みが私を見下ろしている。
叩かれた、のか。
あまりの出来事すぎて息もできない。なにもできない。
「僕は、Aを傷付けたいわけじゃないんだよ」
私と同じ目線まで屈んで、語りかけるように言う。
優しい口調とは裏腹に目は一切笑っていない。
先ほど打たれた頬が熱を帯び、じんじんと痛い。
でも私を打ったはずのP-Pはとても優しい。
その温度差に感情の整理ができなくて、涙が溢れる。
P-Pは泣き始めた私を見ると、ふっと満足そうに笑って抱きしめた。
「ごめんね、痛かったよね。辛かったよね。僕も辛かったんだ」
違う、私は痛くなんかない。辛くなんかない。辛いのは私なんかじゃない。
ああ、またこれだ。
もうP-Pは話を聞いてくれない。
悔しくて涙が止まらなくなる。一体どこから狂い始めたのか。
「僕はねAを傷付ける奴が許せなかったんだよ。あれは当然の報い」
大事な友人を、レトさんを傷付けて当然だというのか。
おふざけで私の背中を軽く叩いただけ、たったそれだけじゃないか。
それなのに訳もわからず叩かれて殴られて蹴られて。
レトさんが悪いんだよ、と呪文のようの唱え続けられて。
ついに狂ったレトさんは血を流し涙を流し土下座した。
「すみませんでした」と何も悪くないのに。
「そしてそれを止めるAも許せない」
これは今に始まったことではない。
頬を赤く染めて告白してきたあの日からずっと続いていたのだ。
「僕の生きがいはAなんだ。Aを幸せにすること」
「Aを傷付ける奴なんか全員死んでしまえばいい。僕が殺してやる」
パール・バック
￣￣
ああああああ、これは最高すぎますね。
自分でかいててあれ、天才か？と思いました。ぴーちゃんなのも最高です。
りんちさんのコメントに返信します！
コメント欄で会話するのもいいですけど、重くなると聞きましたので。
なんか突然メールで「りんちさんにお気に入り登録されました」ってきました！
それでりんちさん……りんちさん！？ってなったんです。
お気に入りありがとうございます！
未来は今日始まる。明日始まるのではない／レトルト／コア リクエスト→←夢見ることができれば、それは実現できる／湯毛／椿 リクエスト
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時透時雨 - 初めて見ましたけどとっても面白かったです。私もツイステにはまりました。推しはリドルくんとエペルくんです。これからも頑張ってください。 (2020年11月29日 13時) (
レス) id: 0c7bbb9f73 (このIDを非表示/違反報告)
こがお(プロフ) - コアさん» ありがとうございます！！！続編までもう少々お待ちくださいね！！！応援ありがとうございます、愛してます！！！ (2020年10月23日 21時) (レス) id: ae85b11110 (このIDを非表示/違反報告)
コア(プロフ) - 続編決定おめでとうございます！！これからも応援させていただきます！！ (2020年10月23日 21時) (レス) id: d905128377 (このIDを非表示/違反報告)
こがお(プロフ) - コアさん» わかります……っ、結局全員好きっていうね……！！！リクエストありがとうございます！！！ (2020年10月20日 21時) (レス) id: ae85b11110 (このIDを非表示/違反報告)
コア(プロフ) - ありがとうございます！！今回も神でしたぁ……！！こーくん推し…！私は花ちゃん推しです！でもこーくんもいい…！！(箱)またリクエストなんですが、続きをお願いします！ (2020年10月19日 17時) (レス) id: d905128377 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こがお | 作成日時：2020年8月18日 15時
