【ゲーム実況者】愛を吐き出して【短編集】

Comment appeler le diable／湯毛／椿　リクエスト ページ1

「突然で申し訳ないのですがお宅のAさんを頂けないでしょうか？」




私の横に座る茶髪メガネの男、実はあのサタンです。

何があったのか？それは数分前に遡る。




「願い事？」




私の持っていた本をぺらぺらめくるサタン。




「ああ。私を復活させた者の願いを叶えなければいけない」

「その本にも書いてるの？」

「書いてある。詳しくな」




私の願いはただひとつ。あの家から出て行くこと。

でも、あの家にいれば最高級の衣食住が与えられる。


だから家から私が出て行ったところで生きるのに不自由になるだけ。

ならば、除け者扱いされても家にいることが幸せだと思って来たけど。



俯く私を見てサタンはため息をつく。




「思いつかないのならば急かさない」

「……うん、ごめんなさい」

「それにしてもお前はよく私に敬語を使わないな」




ふっとサタンが息を吐けば、黒い煙がサタンを覆う。

それと同時に空から雨雲が消え、眩い光が差し込んでくる。


黒い煙が消えて行くと雨も止んでいく。

そして現れたのは……。




「いや誰！？！？！」




身長の高い茶髪メガネの男。顔は良くもなく悪くもない。

サタンは前髪をかきあげて私を軽蔑した目で見る。




「整った顔だと目立つだろう。自然にお前と関わるためだ」

「は、はあ。なるほど……？」

「納得していないな。じゃあ、早速お前の家に行くぞ」

「ああ！？！？」




そして今に至る。いつのまにかスーツに着替えてるし。

目の前には険しい顔をした両親が並んで座っている。


なんで家に来たのかもこんなこと言われてるかも知らないのに。

私どんな顔して聞いてればいいわけ！？




「貴方はAとどのような関係で？」

「私の一方的な片想いでございます」




ああああああ、お母さんの目が痛い……。

サタンはすまし顔でお母さんに追い討ちをかける。




「断言しましょう。私はAさんを幸せにできる。除け者になどしない」

「なんですって？」

「聞こえませんでしたか？貴方達のようにクソではないと言っているのです」




悪魔の呼び出し方




おまけ


「なんで私が家が嫌いなこと……」

「サタン様だぞ。心を読むくらい朝飯前だ」






￣￣
快.楽を吐き出してっていう題名にしたらフラグついたので消しました。


文才がないことに今更気付いたので続編は語彙を高めます。

とか言いつつしょっぱなくそつまんない小説になりました。


すみません。文字数少なすぎて。



リクエストありがとうございます！！！！

恐れてばかりいるより一度危険を犯す方が良い／eoheoh／猫助　リクエスト→

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