迷える犬は私だけでいい~４年後~ 【文豪ストレイドッグス】 (ページ8)

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６話茶漬けページ8

私の隣で茶漬けを浴びるように食べる少年がいる

国木田「おい太宰、梨木さん仕事に戻りましょう」

『…駄目ですよ、この少年に用がある』

私がそう言うと太宰がこちらを向いた
そしてにやっとした

中島「いやほんっとーに助かりました！
孤児院を追い出されヨコハマに出てきてから食べるところも寝るところもなく

…あわや斃死かと」

太宰「ふうん君、施設の出かい」

孤児院ってことは確定だな
こいつが虎探しの張本人、虎の異能力者

中島「出というか…追い出されたのです

そんなことより、三人は何のお仕事を？」

太宰「探偵さ」

国木田「探偵とはいっても猫探しや不貞調査ではない、切った張ったの荒事が領分だ
異能力集団"武装探偵社"を知らんか？」

『私は違うよ。同じ探偵だけど
猫探しも不貞調査も荒事も引き受ける黒猫探偵事務所所長だ

そこで…少年、君に頼みたい虎探しを手伝って欲しい』

少年は椅子から落ちるように逃げ去ろうとした
それを国木田さんが捕まえる
少し手荒だが…

中島「無理だ…！！奴に人が敵うわけない！」

『…報酬でるよ、

…太宰』

太宰「ああ、国木田君は社に戻ってこの紙を社長に」

国木田「おい、三人で捕まえる気か？
いくら梨木さんがいるからって」

太宰「いいから」

少年は多額の報酬に目が眩み私達の虎探しを手伝ってくれることになった