【鬼滅の刃】学園に吸血鬼がいるなんて聞いてない。

２２話 ページ22

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『嘘じゃん、まさか同じクラスでこんなに合わないって事あるの？ っていうかそもそも私避けられてね？？？？ あっ死にたい』
「お、落ち着いて？ A」
『いやでも死んだらもうたんじろーと喋れなくなっちゃうからなやっぱ私埃になったとしても生きる。たんじろーが生きててくれれば私も生きれる！！！』
「情緒不安定なの？？？？？」


ぶつぶつと独り言のように呟く私にツッコミをくれるのは由良だ。

机にだらーんと項垂れている私と、スマホをいじっている由良。ああああそんなばればれにスマホ弄ってたらまた没収されんぞ！！


懲りない由良はなに？やんちーなの？？

呆れジト目でそんな視線を由良に寄越すと、なぁに見つめてんのさ。と目潰しされるところだった。

おまっ！？それはシャレにならんって！！！バルサだぞバルス！！！！！そんなんしたら、もう、あの、もうぶち転がすからなっ！！！(精一杯の脅し)



「っていうか、あんた最近竈門くんと話してなっ、て、え？」
『た、たんじろおおおお……』
「あ、あぁ〜〜〜〜なるほどね、あんたのそのテンション竈門くん絡みなのね」


うぐ、なんか悔しい。
といっても、実際今回の私のテンションの低さは炭治郎絡みなのだが。

正直に言おう。
あの煉獄先生の一件から炭治郎と話せてないッ！！


いや、もちろん彼がきたら挨拶はする。
『おはよ〜〜！』といえば「お、おはよう！」などと、どもるがしっかりと話してくれる。


けれど本当に挨拶だけなのだ。


私が彼に話かけようとしても、かっっっならず邪魔が入る。それか、彼自身が拒絶をするか。
もう私のライフはゼロなんですけど炭治郎あなた……(血涙)


「そんなへこんでるなんてらしくないじゃん？」
『う〜〜〜ん、けっこうめんたるやられてる……』



うわあああああ、と由良に抱きつくと、よしよしと頭を撫でてくる。
うわっめっちゃいい匂いする、もしかしてこれがモテる秘訣？


くんかくんかと匂いを堪能していると、うーん、と悩んだ様な声が上から降ってきた。


「時間が解決しない……なら、もうがんがん攻めるしかないね！ 恋は積極的に限るわやっぱ！！ チキンなAちゃんがんばれ！！」

『こ、恋っ！？ いや別にたんじろーとはそういう感じじゃないんですけど…』

「よっし、私も応援するからね！ チキンなその足を奮い立たせろ！」
『おい話しきけ！ それとさっきっからチキン言ってんじゃねぇぞ！！！！』





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