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66話 ページ16

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この先から少し過激な表現が入ります。(作者の性癖をぶち込んだ生々しい(ばっちい)表現も入ると思うので、苦手な方は静かにUターンしてくだされば幸いです。
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『あー…その後すぐにリレーだったし、さ……し、しかもあんま痛く無かったから……大丈夫だよこんな怪我、絆創膏貼ったらすぐ治るよ』


なぜか怒っている善逸に弁解する様に、目線を外しながらそういう。

なんだこの……親に怒られる前に使う言い訳みたいなもの。
相変わらずの気まずさを感じながらも、相手の出方を伺う。


しかも実際、今の今まで忘れるくらいこの怪我の痛さなんて感じてなかったし、絆創膏を貼るだけで治るだろう。


この発言がいけなかったのか、ぴくりと肩を反応させた彼は、「へぇ…?」と一言。
えっなにその意味有りげな言い方。


『ね、ねぇ善逸やっぱおかしい「Aちゃん」………はい、?』
「本当に痛くないんだよね?」
『……っ、だから言ってんじゃん痛くないって!』


やっと目線があった、と思ったらそこに居たのは善逸じゃない。なんか、こう、うまく言えないけど、見開いた瞳が……酷く怖く感じる。


瞳の中の蜂蜜色がどろどろと蕩けて溶けて、理性という概念すら抹消した様な危ない、雰囲気。

……今の善逸は何か変だ。いつもの様汚い高音を鳴らす事もなければ、女の子女の子!と騒ぐ事もない。


それが、嵐の前の静けさの様な不気味さを引き立たせていて、交わった視線は金縛りにあったように外すことができない。

そして確実に彼は憤怒している。私の瞳すら射抜いてしまいそうなギラついた瞳を彼から向けられるのは初めてだ。
なにが、彼を怒らせた?
なにが、彼を不快にした?



なにが、彼を変えた?
「なら、」


私の思考をぶった切る様に善逸は声を上げる。
ん?と私が言葉を返す前に、彼は私の足を自身の口元へ運びそのまま口に含んだ。


「いたく、ないんなら……舐めてもいいんだよね?」
『はっ、……つっ!』


痛くないなら舐めて良い!?!?はっ!?どういう思考回路だよお前!!!と叫ぼうとしたが、できなかった。

足が口に運ばれた瞬間、とてつもない痛みが私を襲う。内出血、打撲、だけでなく切り傷もしている足に、彼の舌が侵食する。





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Alice - ( ,,`・ω・´)続きが早く見たいです!.更新頑張ってください (2023年2月9日 7時) (レス) id: 37c62558af (このIDを非表示/違反報告)
アオ猫又(プロフ) - 一気読みさせてもらいました!更新楽しみにしてます!! (2022年1月1日 21時) (レス) @page19 id: 6f2bf6bdd1 (このIDを非表示/違反報告)
もろん - オモシロかったです!次の更新はいつでしょうか。 (2021年6月11日 6時) (レス) id: 2c8540451a (このIDを非表示/違反報告)
リリア - すみません、誤字があったので言いますね。68話の最後の方の、「嗚呼、今日で何度目だろうか。」の「今日」が「鏡」になってました!間違ってたらすみません!! (2021年4月3日 23時) (レス) id: 6d42949a76 (このIDを非表示/違反報告)
リリア - めっちゃおもしろいです!!!!!早く更新してくださいませ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2021年4月2日 10時) (レス) id: d7aea1f85d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:豆腐の中の棒人間 | 作成日時:2020年1月19日 22時

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