52話 ページ2
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「きゃーーー!! 煉獄先生頑張ってぇ!!!」
「かっこい〜〜〜!!!!」
「煉獄せんせー!!!」
あの人が走れば、周りは黄色い歓声があちこちで飛び交う。
なんで走っただけでかっこいーって言われてんねん私だって言われたかった!!!!(欲望丸出し)
もはや男子生徒ではなく煉獄先生にみんな釘付けになっている状態に溜息をつく。はぇ〜みんな自分のクラスのチーム応援しないでいーのかなぁ。
かくいう私の隣のこいつも煩いんだが。
「キャ〜〜〜!!!! 煉獄先生かっこいい〜!!!!! あっ、紙を持ったわよ!!!!」
『いや煉獄先生の扱い初めてパンダ見た人の発言と一緒で草』
きゃー!パンダかわいー!あっ笹食べたわよ!っていうね(?????)
しかも煉獄先生ただお題の紙を持っただけでしょ?え、それだけできゃー!って言われるとかどんだけだよ!!!
そんなに良いかなぁ。なんて考えながら頬杖を付いていると、私の名を呼ぶ声が聞こえてきた。
「あっ! Aちゃぁぁぁぁん!!!!! ここにいた!!!!!」
『うぐっ!?! ぜ、ぜんいつ、く、首がッ……!!!』
「んぇ? あ、ああああああああああ!!!! Aちゃぁぁぁぁぁぁん!!!!!」
猪突猛進!と何処ぞの馬鹿の様に突進してきた善逸は、そのまま私の肩をぐわんぐわんと揺らしてきた。
まて、要件は聞く!聞くからそれやめてくれ!!!首が飛ぶ!!!!
『な、なに、? どうしたの善逸…』
「あ、そうそう! Aちゃん! 俺のお題が仲良い友人でさ…そ、その、一緒に来てくれない?」
『えっ? でも炭治郎とかは?』
少し顔を赤らめて誘う善逸に、やっぱり女慣れしてないな。と苦笑い。
いや、ん?仲のいい友人?なら私よりもたんじろーとかいのすけの方がいいんじゃないのかな。
疑問に思った私がそう言うと、彼は一瞬だけ動揺を見せた。
「、! いや、でも炭治郎はみんなを手伝ってて忙しそうにしてたし、伊之助は何処にいるかわからなかったから…そこに丁度Aちゃんが居て!」
『あ〜〜〜〜なるほどね??』
だから一緒に来てくれ〜!!!!と抱き着いてくる善逸。いやうんわかったから少し離れてもらえるかな???クソ暑い時にくっつきたくないです。
「えと、じゃあ走ろ」
『そだねぇ』
ちょっと言ってくるね、由良。と言おうとしたが彼女はこちらに何も興味がないという風に背中を向けていた。
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Alice - ( ,,`・ω・´)続きが早く見たいです!.更新頑張ってください (2023年2月9日 7時) (レス) id: 37c62558af (このIDを非表示/違反報告)
アオ猫又(プロフ) - 一気読みさせてもらいました!更新楽しみにしてます!! (2022年1月1日 21時) (レス) @page19 id: 6f2bf6bdd1 (このIDを非表示/違反報告)
もろん - オモシロかったです!次の更新はいつでしょうか。 (2021年6月11日 6時) (レス) id: 2c8540451a (このIDを非表示/違反報告)
リリア - すみません、誤字があったので言いますね。68話の最後の方の、「嗚呼、今日で何度目だろうか。」の「今日」が「鏡」になってました!間違ってたらすみません!! (2021年4月3日 23時) (レス) id: 6d42949a76 (このIDを非表示/違反報告)
リリア - めっちゃおもしろいです!!!!!早く更新してくださいませ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2021年4月2日 10時) (レス) id: d7aea1f85d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆腐の中の棒人間 | 作成日時:2020年1月19日 22時