お姉ちゃんよりママみたいです_JUMP

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(A)




店長「Aちゃん、風磨くんもう上がっていいわよー。」




店長の声で私たちは更衣室へ向かった。




風「おれ先に着替えてくるからちょっと待ってて。」


『はーい。』




風磨は五分もしないうちに出てきた。







＿＿＿＿＿＿＿






『あれ、？いない。』




更衣室から出るといつもは途中まで一緒に帰る風磨がいない。


外かな？





・「それでさー…」


︰「え、やべぇ…」




『風磨お待たせーって慧！？』


風「おせーよ。」


『ごめんごめん。』


慧「雄也に行ってこいって言われてさー。

兄貴達は勉強しなきゃだし光はちび3人見ないといけねーし。

かといって裕翔や圭人に行かせるわけいかないじゃん？」


『別に来なくてよかったのにー。』


風「え、なに？ふたりってそういう関係？」


『あー、違う違う。』


慧「俺がこいつとかありえねー。」


『うっさいきのこ。』


風「あー、はいはい。喧嘩はやめてねー。

じゃ、俺こっちだから。」


『ばいばい！』




風磨と別れて私と慧の二人だけに。




慧「あー、そーいえばちび3人の事なんだけどさ。」


『ん？』


慧「あの子ら普段は学校にいんだよね。」


『え、学校ってなに？』


慧「ほら、親いねーじゃん？

だから平日は保健室で見てもらってる。

もし良かったらなんだけど、たまに顔だしてあげてくんね？」


『あー、それくらい全然いいよ！』


慧「ありがと。

双子はAのこと大好きみたいだからさ。」


『ふふっ。あのふたりほんとに可愛いよね。』


慧「そだな。

でもいずれ大きくなんだろーなー。」


『あー！たのしみ！

あっ！まだ9時半だよね！？

スーパー空いてるから寄って帰ろ！』


慧「はぁ？俺も行かなきゃいけないの？」


『あたりまえ！ひとりじゃ10人分なんてむり！』


慧「荷物持ちってことですね。」




私は渋る慧をつれてスーパーへ向かった。

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