甘酸っぱい味 - SE - 3 (ページ6)

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『ち、ちょっとセフナ！』

くいっと腕を引っ張ると立ち止まるセフナ。そしてくるっと振り返り私に疑問の目を向ける

「俺の家嫌？」

『いや、そうじゃないんだけど…あー、ほら！急にお邪魔しちゃっても大丈夫なの？』

「どうせ騒がれるけど大丈夫。あ、安心して。襲わないから」

『っお、おそうぅ！？』

ひぇっと驚きを口にしてしまいセフナに笑われた。

「ぶは、早く行こう」

また手を引かれて、私の家から10分ほどしてからセフナの家に着いた。
一軒家で大きいお家。慣れた手つきで鍵を開けてドアを開く。先に入れてくれてドアが閉まるとおかえりとお母さんらしき人の声

「行こう挨拶しとこ」

ずんずん突き進んでいくセフナ。勢いよくドアを開ければおせんべいを食べているセフナのお母さんと目が合う。あ、おせんべい落としてる…

「ちょっっっっと！？！？セ、セフン！あんた彼氏出来たの！？！？」

「うん俺の彼女。Aって言う。」

ちらっとセフナに目を向けられる。挨拶しろってことか

『え、あ、イ・Aです！』

お辞儀をして顔を上げると穏やかな表情を浮かべたセフナのお母さんがいた