甘酸っぱい味 - SE - 3 (ページ20)

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「わ！！Aちゃん可愛い！！」

「似合ってる！」

『あはは..やだな』

文化祭の準備が忙しい中、接客係が皆で買ったメイド服を今日はクラスの皆に見せる。
前半に接客係になった私とセフナ、それにジウちゃんやソウン、他の人達と後半の人達は皆衣装を着て、今から見せようって所。女子の着替えてる所は皆メイド服を着てきゃっきゃしてる。

ジウちゃんはメイド服を着るとお姫様の様で可愛かった。心底横に並ぶと悲しくなる。

「ほら、見せに行くよ！」

1人がそう声を掛けると皆が着替えていた部屋を出てクラスに向かう。着てみて凄く可愛くて興奮したけど流石にほかの人達に見せるのは恥ずかしい。特にセフナとかセフナとか、セフナとか。

私達の前の人達はもう中に入っていて大きな歓声。可愛い可愛いと声が上がる。私とジウちゃんとソウンもため息をついてから覚悟を決めて教室に入る

恥ずかしくて、ソウンとジウちゃんの後ろに隠れてたけど二人はやっぱり人気者で私まで囲まれてしまう

「えー！ジウちゃんすごい可愛くない！？」

騒ぎ出す女の子達も、好きな子がメイド役なのか頬を赤に染めてる男子だっている。

うるさいクラスに、ドアが開く音がまた聞こえた。