. * ホルン青年と幼馴染 * . 【Shori・So】~third~ (ページ39)

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135、【聡】ページ39

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そしてあっという間に時は過ぎ、いよいよコンクールの日がやってきた。

前日は前のコンクールの時の様に麗子さんの家に泊まらせてもらった。

健「ええ、いよいよ本番がやってくる。今まで練習してきた成果を出し切るように。」

今日は中島先生も黒のスーツ姿だ。

俺は男ながらもめっちゃかっこいいと思ってしまった、笑

薇島高校の出番が近づいたということで部員のみんなは楽器を持って控え室に移動した。

そして控え室で本番前最後の合奏をした。

健「よし、この調子で本番頑張ろう。」

そして部員の皆はそれぞれ舞台に上がり自分の席に着いた。

中島先生は深呼吸を1度して指揮をふりはじめ、
ホルンとフルートが綺麗にグリッサンドを決めた。

そしていよいよあの間奏がやってきた。

俺はしっかり息を吸って肺にいっぱい空気を貯め、1音目を吹いた。

思いの外綺麗に音が出て、何とか間奏を吹ききった。

そして演奏は終わり、皆は礼をして退場した。

舞台から降り、ホールを出るとAが直ぐに駆けつけてきた。

貴「聡！あの間奏の所すんごい綺麗に決まってたじゃん！」

「ありがと、笑 Aも、最初のところめっちゃ綺麗だった。」

貴「ハハっ！ありがとう！」

健「よし、皆よく頑張ったな、あとは結果を待つだけだ、」

それから俺たちはまたホールに入り、結果が発表されるまで胸をドキドキさせ、
他校の演奏を聞くことにした。

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