. * ホルン青年と幼馴染 * . 【Shori・So】~third~

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それからも聡と勝利は一日一日の時間を大切に、
一生懸命練習していた。

するとあっという間にソロコン本番3日前になった。





健「えぇ、本番はあと3日後です。早めにあっちに着いとく方がいいと言うことで、
明日には出発します。松島と佐藤以外にも、応援に行く人達も明日出発出来るように、」





部活の終わりの挨拶の時にそう言われ、
私は家に帰って早速キャリーケースを押し入れから引っ張り出して、
準備する事にした。





「島から出るのかぁ、」





この島から船で東京に行くなんていつぶりだろう。

小さい頃に家族旅行で行ったっきりだ。

私はそんな事を考えながらキャリーケースに服やらなんやら詰め込んでいた。





その頃勝利はササッと準備を済ませて、ホルンを手に取って練習していた。




この勝利の綺麗な音色を東京の大きなホールで聞けるという事を考えると
私はワクワクが止まらなかった。





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