13、【聡】 ページ13
・
部活が終わって俺は下駄箱に上履きを入れて靴に履き替えた。
「聡、早くいこー」
「う、うん。」
帰り道、
海辺から吹く潮風がAのサラサラな髪の毛をゆらゆらと揺らしていた。
俺は思いきってAに聞いてみる事にした。
「Aってさ、好きな人いる?」
俺がそう聞くとAは少し考え込んで、もっとイケメンがこの学校に
いたらいいんだけどねー、なんて冗談を言う。
俺はからかう様に、
「もしかしてA、面食い?」
なんて聞いてみる。
するとAは少し怒った顔をして冗談よ冗談。と言う。
Aの怒った顔さえ愛しく感じてしまうなんて、俺は本当に恋してるんだなと思う。
するとAは開き直って俺の顔を見ながらこう言った。
「聡みたいな明るい人がいいな。」
「え?」
今A、なんて言った?
"聡みたいな"
それって俺の事が好きって事?
でもそんな訳ないよね、と開き直ってまた足を進めた。
・
48人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
佳奈 - お返事ありがとうございます!そうですよね!私は母の影響で音楽が小さいころからとても好きなので共感してくださる方がいて嬉しいです!うちの学校はオーケストラしかないので残念です(-_-;)これからも更新頑張ってください!応援しています! (2021年1月6日 0時) (レス) id: b112f160f2 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 佳奈さん» そう言って頂けてとても幸いです!!吹奏楽部じゃない方でも楽しめるようなお話を書けるよう頑張ります!!音楽って本当楽しいですよね^^* (2021年1月5日 10時) (レス) id: ab9231ad23 (このIDを非表示/違反報告)
佳奈 - コメント失礼します!このお話とっても好きです!私は吹奏楽部ではないのですが音楽が大好きなのでこのようなお話が読めて嬉しいです!これからも投稿頑張ってください!応援しています! (2021年1月4日 22時) (レス) id: b112f160f2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のの | 作成日時:2020年12月28日 23時