独占欲の強い彼,, 【Mizuki.I】 (ページ43)

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学校に着いてから自分の席に座った。

ミカ「おはよ、もう井上先輩退院したみたいだね、」

「あ、うん...」

ミカ「どしたの？嬉しくないの？」

「...」

ミカ「なんかあった？」

ミカは目をクルクルしながらそう言ってくる。

私はミカに今まであった事を全部話す事にした。

ミカ「そっか...そんな事があったんだ...マホちゃんほんとに井上先輩の事、好きなんだね。」

「...」

ミカ「っていうか今日来てないね。」

ミカは目線を廊下に向けながらそう言う、

私も廊下の方に目線を向ける。

いつもは目をギョロギョロさせた瑞稀が今日はいない。

ミカ「んぅ〜...井上先輩の気持ちにもなったら？」

「え？」

ミカ「井上先輩本人がほんとにAと居るとストレスが溜まるって思ってるのか、」

「...」

ミカ「その考えは悪魔でマホちゃんの考えで、井上先輩本人は本当にそう考えてるのか」

ミカに言われて気付いた。

瑞稀自体はそう思ってるのか、
本当に私に対してのストレスで体調を崩しちゃったのか...。

ｷﾝｺﾝｶﾝｺﾝ

山田「ホームルーム始めるぞー皆席座れー」

ミカは何も言わずに自分の席に戻って行った。

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